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NFL 2021 タイタンズわずか4回のブリッツでラムズを抑え込む

NFL 第9週のサンデーナイトは、テネシー・タイタンズとロサンゼルス・ラムズの一戦。
アップセットといえば、タイタンズのファンに怒られるかもしれないが、予想に反してタイタンズがまたやった。
王様不在のタイタンズは、ラムズのMVP候補のQBを完璧に封じ込めた。

MVPペースのマシュー・スタッフォード

マシュー・スタッフォードは、今シーズン、2位以下を大きく引き離してEPAのトップを独走中。
そのドライブが何点獲得できるかの見込みを上回った数値がEPA。
彼は、どの地点からドライブを開始しようとタッチダウンに結びつけているということなんだろうか。

ブリッツわずか4回のみ

そんなMVP候補に対峙したタイタンズは、またしてもブリッツをほとんど仕掛けなかった。
チーフスを実質完封した時のように。
4人以下のラッシュでプレッシャーをかけ続け、1ゲームで5サックのトップタイ記録を樹立。

パスラッシュも、もちろん強烈だ。
しかし、それ単体ではなし得ないものだとも思う。
カバレッジサックとまではいかないけれど、ブリッツの穴が開かないことで、QBがひと呼吸パスを投じるのを待たされる。
そうして、パスカバーの選手が、パスラッシュするための時間を提供しているように感じるのだ。

そうして、タイタンズのDE ジェフリー・シモンズは、前半だけでも信じられないプレッシャーをかけ続けた。
彼はビルズ戦でも絶体絶命の状況でQBスニークをスーパー・ペネトレーションで封じた男だ。

信じられないミス

プレッシャーに狂わされたのか、マシュー・スタッフォードは信じられないミスをした。
こんなミスを犯すなんて、コルツのカーソン・ウェンツくらいのものだと思っていたのに…
タイタンズのディフェンスは、QBに正常な判断をさせない魔術でも使っているのだろうか。

王様不在のバックフィールド

王様とその従者のオフェンスラインを失いながらも、オフェンスは大きく崩れることはなかった。
もちろん、王様 デリック・ヘンリーがいれば、後半もう少し畳み掛けることができたのかもしれない。

王様不在のバックフィールドは、このように分担された。
エイドリアン・ピーターソンが合流直後だったことを考えると、今後スナップ数は増えていくんだろうか。
王様のような爆発力がなくても、コンスタントにゲインできれば勝ち続けていけるのかもしれない。
この守備が機能していれば。

スーパーボウルでカージナルスと対戦し、開幕戦のリベンジを果たすなんてシナリオも現実味を帯びてきたんじゃないだろうか…

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