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NFL 2022 第3週にNFL記録がかかるデトロイト・ライオンズ

昨シーズンとひと味もふた味も違うデトロイト・ライオンズ。
第3週、ミネソタ・バイキングスとの対戦で、彼らは、ひとつのNFL記録を更新する可能性を持っている。

15Q連続TD

第1QにTDをあげることができれば、昨年から続く毎Q連続TDを15からさらに更新することができる。
これは、フランチャイズの記録を更新するとともに、NFLでの最長の記録となるらしい。

まさか、あのデトロイト・ライオンズに、そのような記録を更新する可能性があるなんて思ってもみなかった。
しかも、今シーズンのオフェンスならば、それが実現する可能性も極めて高い。

リーグトップのラン平均7.2ヤード

リーグトップのラン平均7.2ヤードを皮切りに、威勢の良いスタッツが目白押し。
その好調なオフェンスの象徴となっているのが、ふたりの選手だ。

RB ディアンドレ・スイフト

平均10ヤードは、堂々のNFLトップ。
しかもレーシングもあわせると、合計250ヤードをスクリメージから稼ぎ、ランとレシーブそれぞれでTDをあげた、現時点でリーグ唯一の男。
第2週は足首の負傷により限定的な出場となったが、それでも決定的な働きを見せてくれた。
現在も完治しておらず、第3週も限定的な出場となるのだろうか…

WR アモン-ラ・セント・ブラウン

第2週のNFC Offensive Player of the Weekにも選出され、2年目ながら、スロットレシーバーとしての地位を確立しつつある。

こんな選手がスロットにいれば、ディフェンスは迂闊に8メンのディフェンスなんか敷けるわけがない。
強力なRB ディアンドレ・スイフトに対して、8メンのディフェンスが5%しかコールされないのは、そうした背景があるのだろう。
そして、ライオンズのWRたちは、決してダウンフィールドブロックをサボらない。

RB ディアンドレ・スイフトがラッシングの予測値を上回るのは平均4.24ヤードとNFL2位。
そこにはWRたちの懸命なブロックが反映されているのだろう。

NFLトップのプレッシャー

好調なのはオフェンスばかりではない。
DE エイダン・ハッチンソンの3サックばかりに目を奪われていたら、チームでもNFLトップとなるプレッシャーを生み出していた。

昨シーズン、2014年以来はじめてライオンズのSとしてNFC Defensive Player of the Weekに選出されたトレイシー・ウォーカー3世が、フロントと連動した活躍を見せてくれれば、さらにディフェンスも上向くんじゃないだろうか。
彼は、今年、3年間の契約延長をしたばかり。
さらにベイビーの誕生!となれば、頑張らない理由がないよね。

OL ダン・スキッパー

そしてなんと、ダン・スキッパーが練習生から引き上げられることになった!

怪我人だらけのOLの穴を埋めるどころか、それ以上の働きを見せたダン・スキッパー。
初スターターでのゲームボール獲得は、感動的だった。
良くも悪くも結果がすぐに契約というカタチになるのがNFLというセカイなのだろう。

勝率予測5.5%をひっくり返した最後の対戦

ミネソタ・バイキングスとの前回の対戦は、昨シーズンの第13週。
デトロイト・ライオンズがようやくシーズン初勝利をあげた試合だった。
残り1分50秒で75ヤードを稼がなければならないドライブをジャレッド・ゴフが完結させたとき、残り時間はゼロをさしていた。
しかも、ラストプレイのスナップ直前、Next Gen Statsが算出した勝率は、わずか5.5%に過ぎなかった。

第13週にして、今シーズン初めての勝利を飾ったデトロイト・ライオンズ。 その立役者、QB ジャレッド・ゴフが第13週のNFC Offensive Player of the Weekに選出された。 あの劇的なラストプレイのスナップ直前、Next Gen Statsが算出した勝率は、わずか5.5%に過ぎなかった。

情報源: NFL 2021 ライオンズ 勝率わずか5.5%のラストプレイ | ALOG

あれほどクラクションが心地よく聞こえたことはなかった。
あのゲームが心に残り、ライオンズファンではない僕も、彼らの戦いぶりが気にかかるようになってしまった。

デトロイト・ライオンズにとっては、今シーズン初の同地区対決。
同地区のライバルは、目覚めた獅子の姿を目にすることになるのだろうか…

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