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NFL 2022 レイブンズ TE アイザイア・ライクリー の#TD1とマーク・アンドリュースの#T1D

プレシーズンから注目されていたレイブンズのルーキーTE アイザイア・ライクリー
第8週のタンパベイ・バッカニアーズとの対戦で大活躍した彼は、NFLでのキャリア初のTDまで記録した。
ゲームが行われたのは木曜日。
そう、まさしくプライムタイムのゲームだ。
期待のルーキーには、1週間遅れのタイトエンドの日がやって来たようだ。

アイザイア・ライクリー  #TD1

マーク・アンドリュースの負傷退場の後を任されたアイザイア・ライクリーは大ブレイク。
チームのパス獲得ヤードの35%を占めるエースの退場を補って余りある活躍だった。
そのご褒美が、プライムタイムのゲームでの初TD!
初めてのTDとオンサイドキックのリカバーを同時に記録した選手って、どれほどいるだろうか?

もちろん、ゲームボールも獲得!

https://twitter.com/Ravens/status/1586054720619270147?s=20&t=vz9amZsSp0s8yhW97hcbaw

インプレッシブだったのは、このシーン。

愛弟子の成功を心から祝福する師匠。
ダークサイドに転がる前のアナキンとオビ=ワンを見ているようだ。
先輩と後輩という概念が新大陸にも存在するのかはわからないけれど、微笑ましいシーンだよね。

マーク・アンドリュース #T1D

Mark Andrews Journey to The NFL | NFL Films Presents

押しも押されぬNFLトップクラスのTEは、ヒゲも蓄え、頑健なクラシックTEそのものだ。
しかし、そんなマーク・アンドリュースは、9歳の頃から1型糖尿病と付き合い続けている。
それを自ら発見した医者であるお父様の悲嘆は、どれほどだっただろう。

しかし、その厄介な病気をよそに、すくすく成長した息子は、TEU オクラホマ大学に進み、オールアメリカンにも選出され、カレッジの最優秀TEに贈られるジョン・マッケイ賞まで受賞した。

だが、ドラフトで、その厄介な病気が邪魔をする。
3巡目でようやく指名された彼は、チームのTEとしても2番目の指名だった。

オジー・ニューサム

First African American GM
OZZIE NEWSOME

“How many times can you go into the Hall of Fame?” – Brian Billick

情報源: NFL 100 | NFL.com

当時のGMは、あのオジー・ニューサム。
NFL初の黒人GMとして優れたチームを作り上げた彼だけど、そもそもはTEとして偉大な足跡を残した選手だった。
NFL100年の歴史に名を残す、偉大なゲームチェンジャーのひとり。

そんな彼だからマーク・アンドリュースの素養を見抜いて1型糖尿病という厄介な病気にかかわらず指名したのか、そんな彼のわりに素養を見抜けず低順位の指名となってしまったのか?
今となっては、わかりようもない。

Anyway、優秀なTEのバトンは、直接手渡されているのだ。
その系譜は、ルーキーにもつながっている。
そして何より、マーク・アンドリュースは、1型糖尿病患者の子供達に希望というバトンを渡し続けている。
世の中の希望を守り続けるなんて、それはまさしくマスターの使命そのものじゃあないか…

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