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NFLドラフト2020 Mr. IrrelevantはGeorgiaのILB Tae Crowder

武漢肺炎の影響で初めてのバーチャル開催となったNFLドラフト。
しかし、そんな中でも毎年恒例のMr. Irrelevantは、しっかりとその名を読み上げられた。
255番目の指名でトリを飾ったのは、GeorgiaのILB Tae Crowderだった。

バトカス賞の候補者

Crowder, 6-foot-3, 245 pounds, started all 14 games last season for the Georgia Bulldogs. He was second on the team with 62 total tackles. He was also one of 12 semifinalists for the Dick Butkus Award given to the best linebacker in college football.

情報源: TAE CROWDER NAMED MR. IRRELEVANT XLV — Irrelevant Week

バトカス賞の候補にもなったということは、実力は折り紙付きというところか。
指名順位が最後というだけで、他の選手に能力が劣るというわけではないし。
2018年のTrey Quinnは見事に生き残っているし、10年以上現役を続けている選手も、伝説のアップセットとして名高い2007年シーズンのスーパーボウルに出場してリングを勝ち取った選手もいる。
入ってしまえばこっちのもの。
僕らは、幸運を祈るだけだ。
何より、Lowsman Trophy受賞おめでとう!

ところでチャド・ケリー

Mr. Irrelevantの名前通りというべきか、それを悪い意味で裏切ったというべきか、2017年のチャド・ケリーには、がっかりさせられた。
もともと能力値は高いが、素行に問題があったために指名順位を下げてしまったQB。
リーグ加入で、もう素行の悪さからは足を洗ったんだろうと思っていた。
事実、プレシーズンでも活躍し、評価が上がっていた矢先に、また事件を起こしてしまった。

コロラド州イングルウッド警察のプレスリリースによると、ケリーは一軒の家に不法侵入し、住人から追いかけられたとのことだ。その地域周辺を捜索していた警官が黒のSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の中で犯人像とマッチした人物を発見。その人物がブロンコスのケリーであることが判明し、逮捕される形となった。

情報源: ブロンコス、逮捕後にQBケリーをリリース | NFL JAPAN.COM

これでは、Irrelevantではなく、事前のリスクの高さを裏付けただけじゃないか。
しかし、それでもリーグからは追放されずに引き受け手が現れるあたり、見る人が見れば高い能力を持ちわせているんだろうか。

殿堂入りしているジム・ケリーをおじに持つケリーはアンドリュー・ラック、ジャコビー・ブリセット、フィリップ・ウォーカーに次ぐ4人目のQBとなる。

情報源: コルツが元ブロンコスのトラブルメーカー、QBケリーと契約 | NFL JAPAN.COM

能力が高くても、いや、高いからこそ衝撃を受けたアーロン・ヘルナンデスのことを思い出した。
彼が、真っ当だったら、グロンクと組んだ2TEシステムは、相当面白いものになっていたよね…

最後は、みんながお家で迎えた今年のドラフトのあたたかい光景で締めくくろう。
WAR ROOMなんて呼ばれるものものしい場所で、子供の笑い声が響くなんて場面は、そうそう見られないもんね。

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