いつからかNFLのサイドラインに登場したタブレットPC。
実際にどんなふうに使われているか。
その具体的な活用法を解説する動画をNFLが公開中。
The Sideline Viewing System app
専用に構築されたシステムは、スナップ前後の画像を瞬時に共有してくれる。
プレイ終了から、わずか3秒ほどで。
収められたデータは、ダウン&ディスタンス、結果、シリーズごとに整理され、お気に入りのタグ付けも可能だ。
白黒の感熱紙をプリントして整理してシャーピーで書き込みながら分析する。
そんな以前の手法だったなら、いったいどれほどの時間が必要だっただろう。
The @NFL and @Microsoft partner for a new view of the game with Surface Pro 2 tablets.
情報源: Sideline of the Future | NFL Football Operations
インストール禁止
専用にカスタマイズされたMicrosoft SurfaceはNFLが管理する。
キックオフの直前までタブレットをロックし、ゲームが終了するとすぐにタブレットを収集する。
当然ながら、勝手に他のアプリをインストールしたりすることは許されていない。
OLD SCHOOLな僕だけど、最新テクノロジーをどんどん採用してこそのアメリカンフットボールだと思う。
そのマインドは、このスポーツを構成するとても重要な要素のはずだ。
しかし、本当に使えるの?
タブレットがブームだから、うまいことスポンサー契約しただけなんじゃないの?
採用当初は、そう思っていた。
特にベリチックのアレを見たりすると…
だが今回、公開された動画を見ると、想像以上に実用的でリーグに浸透しているのがよくわかる。
優秀なコーチがどんどん登場する中で、彼らの状況判断と作戦立案を即座にフィールドに反映させるためには欠かすことのできないものになっているようだ。
ゲーム中に修正してキャッチアップする、手詰まりを打開する糸口を見つける。
そうして均衡して白熱するゲームは、NFLの価値をさらに高めていく。
そしてベリチックも
そして御大ベリチックも、しっかりと使っているようだ。
Bill showing off the new gizmo pic.twitter.com/qcYCNp2FXa
— Vikings Blogger (@firstandskol) January 21, 2019
だが、扱いはあいかわらずひどい。
前回とは違う理由とはいえ、躊躇なく叩きつけられている。
だが心配することなかれ。
このMicrosoft Surfaceは、NFLの厳しい環境に耐えられるよう、専用にカスタマイズされている。
雨、雪、寒さ、強烈な陽射し、暑さ、そういったものに耐えられるようになっている。
そしてそこには、怒り狂うコーチのぞんざいな取り扱いという項目も加えられているはずだ。