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ロサンゼルス・ラムズ 「スーパーボウルへの道程を振り返る動画を公開」

本拠地開催のスーパーボウルで見事チャンピオンに輝き、38年ぶりにLAにロンバルディトロフィーをもたらしたロサンゼルス・ラムズ。
彼らが今シーズンを振り返る動画を公開した。
30分近い動画には、単なるハイライトフィルムではない、物語がある。
そう、2021シーズンの道程をもう一度、追体験できるのだ。

The Rams’ Full-Season Journey To Being Super Bowl LVI Champions

強欲なALL IN

今年のラムズのキーワードは、なんと言ってもALL INだろう。
本拠地開催のスーパーボウルをなんとしてもモノにしようとする執念は、衝撃のトレードから始まった。

‘Now it’s Super Bowl or bust’: No.1 pick QBs swapped in jaw-dropping NFL mega-deal

情報源: NFL 2021: Matthew Stafford Jared Goff trade, Detroit Lions, Los Angeles Rams, NFL trade news, free agency, latest, details

負けたとはいえスーパーボウルにチームを導いたジャレッド・ゴフと、デトロイト・ライオンズを一度もプレイオフで勝たせることができなかったマシュー・スタッフォード。
しかも、その年齢差。
このトレードがラムズに見合うのかと思った僕の目は節穴だった。

Passing Scoreでも、1位のグリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース、2位のジョー・バロウに続いて3位。

Rank3
Matthew Stafford
Los Angeles Rams · Year 13

Passing Score: 91
Rank among 31 qualified QBs: 3rd
Last 3 Seasons: 2020: 89 (13th) | 2019: 93 (5th) | 2018: 81 (27th)
Total Pass EPA on Attempts: +175.4 (2nd)
EPA/Attempt: +0.29 (3rd)
Best Game: Week 13 vs. Jaguars (89)

情報源: Ranking the 14 playoff quarterbacks based on NGS’ new Passing Score metric

スーパーボウルでも、ラッシングで43ヤードしか稼げないチームを勝たせた原動力となった。
いい時と悪い時の波は感じられるけれど、いい時のパスはすごい!

さらに衝撃の補強は続き、ボン・ミラーとOBJまで加入することに!

デンバー・ブロンコスとロサンゼルス・ラムズがトレードに合意。 2022年のドラフト2巡と3巡の指名権と引き換えにラムズが獲得したのは、ボン・ミラー! デンバーは、フランチャイズの英雄を最大限の感謝と敬意を持って送り出している。

情報源: NFL 2021 ボン・ミラーがラムズにトレード加入 | ALOG

しかし、オールスター軍団だからといって簡単には勝てない残酷なパリティがNFLにはある。
結果的にマシュー・スタッフォードの出来に左右されるようになったチームは、完全に黒星と手を切ることはできなかった。
49ersには、あのMiami Miracleよりも奇跡に近いNext Gen Statsの勝率予測99.6%からゲームをひっくり返された。
しかし、トム・ブレイディがなぜGOATと呼ばれるのかを目の当たりにしながら、2019年から6連敗させられた49ersをなんとか撃破しながら、どうにかこうにかSoFiスタジアムにたどり着いた。

生え抜きの決定力

最後の最後に、勝負を決定づけたのは、二人の生え抜きだった。

勝負のダウンになればなるほど頼りになるクーパー・カップ。
彼は、NFLポストシーズン記録の33キャッチで、4Qのスーパーボウル史上最長の15プレイによる逆転ドライブを支えた。
再逆転の芽を摘み、止めを刺すのはアーロン・ドナルドのパスラッシュだ。

彼が奪ったわずかな時間が、ALL INの賭けを勝利で終わらせたのだ。

Hollywood ドラマチック BOWL

ハリウッドのお膝元で開催されたスーパーボウルは、ドラマチックな要素に溢れていた。

ラムズのHC ショーン・マクベイのThis is the moment!という檄に答えて試合を決めたアーロン・ドナルドの劇的なパスラッシュ。

さらには、ゲームの後にもドラマが…

ま、これはご勝手にどうぞ!って感じだけど(笑)
好きなのは、このシーンだ。

試合終了と同時に息子の誕生を知るヴァン・ジェファーソン。
たとえどんな日に産まれようと、親は子供が産まれた日の感激は忘れない。
しかし、彼にとって初めてのスーパーボウルで勝利を味わった後は、また格別なものになっただろうね…
奥さんへの報告が敗戦にならずに済んだことは、ラムズファンでない僕でも胸を撫で下ろしたくなる。

Anyway、2021シーズンは幕を下ろし、ラムズはフリーエージェントや失った大量のドラフト指名権の問題に直面することになる。

しかし、彼らには実際にリングを手にするまでは、まだ2021年は終わっていないのかもしれない。

2粒のダイヤモンドが飾られる今度のリングは、どんなデザインになるのだろう?

Super Bowl XXXIV — St. Louis Rams

情報源: Super Bowl Rings: Photos of Every Design in NFL History – Sports Illustrated

昨年のタンパベイ・バッカニアーズのように、新しい仕掛けはあるんだろうか?

 

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