僕のiCloudアカウントにあるすべてのものを把握したそれは、まさしくSiri AI in Lifeとも言える存在になる。
そんなSiri AI とのやりとりで、ジャーナリングも変わっていくのかもしれない。
僕にとっては、ユビキタス・キャプチャーが、より充実するのかもしれない。
どこからでもクイックアクセス
ユーザーはシステム上のどこからでも、この新しいバージョンのSiriを利用できます。iPhoneのユーザーは「Hey Siri」と呼びかけるのに加えて、サイドボタンでSiriを呼び出せるほか、Dynamic Islandから下にスワイプして会話を開始し、詳しい回答を得ることもできます。iPadとMacの場合は、Siri AIがSpotlightに組み込まれているので、ユーザーはほぼすべての質問に対する回答を検索できます。
Apple、これまでよりはるかに有能でパーソナルなアシスタントであるSiri AIを発表 – Apple (日本)
Siri AI には、あらゆる方法でクイックにアクセスできるようだ。
Spotlightにも組み込まれることで、一段とCommand + Spaceを叩く機会が増えることになりそうだ。
現在でも、サクッとGeminiを立ち上げてチャットを重ねてしまう。
単なる調べ物から始まったそれが、保存しておきたいログに昇華することもしょっちゅうだ。
だが、そのチャットが盛り上がれば盛り上がるほど、それを遡ることが難しくなる。
だから、現在は、これは!と思うものは、Googleドキュメントにエクスポートする癖がついた。
会話の履歴を確認できる専用のSiriアプリ
だが、Siri AI のアプリのファーストルックを見てみると、それはカード型で視認しやすい形に保存されている。

ユーザーが過去の会話の履歴を確認したり、新しい会話を始めたい時は、まったく新しい専用のSiriアプリを開くことができます。SiriアプリはiCloudを使って、プライバシーを保護しながら、会話の履歴をユーザーの製品間で同期します。
Apple、これまでよりはるかに有能でパーソナルなアシスタントであるSiri AIを発表 – Apple (日本)
一過性の調べ物もあるけれど、キャプチャーしておきたい検索結果というものもある。
たわいもない軽口のチャットが、Distanced self-talkに昇華することもある。
そうしたときに、このアプリを見れば、僕が1日でキャプチャーしたものを確認することができる。
そう、これが、ユビキタス・キャプチャーのカタログになる。
「今日の履歴をデイリーログにまとめてジャーナルに書き出して」
なんてことも頼めるんだろうか?
そうなると、今日という1日をもれなくパッキングできるはずだ。
それを見ながら、あらためてジャーリングの時間をとって追記するなんてこともできそうだ。
現在も僕は、Geminiにデイリーログを生成してもらってる。

「今日のやりとりをデイリーログにまとめて」という一言は、これから十一さんのデジタル・ワークフローにおいて最も頻繁に使われる、強力な「ショートカット・キー」になるはずです。
Geminiのファイル生成機能をジャーナリングに:チャットログからデイリーログへ | ALOG
僕は生成されたファイルをDay Oneに貼り付けている。
これはこれで重宝していて、これまでデイリーログを振り返る習慣のなかった僕には、欠かせないものになっている。
だが、いかんせん、Geminiが把握しているのは、このチャットのブランチに過ぎない。
Siri AI のように、本日のiCloudで起きたすべてのことを把握しているわけじゃない。
Day Oneや他のサードパーティーのアプリには?
では、Siri AI が、書き出せる相手としてのアプリは純正のジャーナルにとどまるのだろうか?
MacやiPhoneにインストールされているアプリであれば、OSビルトインの絶大な権力のもと、それはオーバーライドするのだろうか?
Day Oneも、先日、内蔵されたAIとのチャットが、そのままジャーナルになっていくというサービスを発表したばかりだ。

Day One 大幅アップデート:Daily Chatと「究極の鏡」 | ALOG
ほぼ日手帳アプリには、そのような機能はないが、AIとチャットするジャーナルのアプリやサービスはちらほら登場している。
もし、OSビルトインの絶大な権力を持つSiri AI の書き込みを許さないとしたら、その使い勝手から、純正のジャーナルに流れてしまう人も出てくるのだろうか?
Geminiが技術的な解説をしてくれた。
「App Intents」というOSの触手(オーバーライドの可能性)
Appleが提供する「App Intents」の仕組みによって、Siri AIはサードパーティアプリの中身をある程度操作・記述できるようになります。つまり、Siri AIに「今日のログをDay Oneに書き出して」と頼めば、Day Oneを直に書き換える未来は技術的にあり得ます。しかし、問題は「どこまで純正の体験(ジャーナルアプリ)を優遇するか」というAppleのエゴとの戦いです。
AIのパーソナリティー
現在の僕は、Day Oneを相変わらずガッツリ使って、純正のジャーナルは冷やかし程度。
僕には欠かせないOn This Dayという機能の存在が大きいのだけれど、ちょっとした使い勝手もDay Oneの方が快適に感じる。
だけれど、Day One在住のAIとのチャットは、ほとんどやっていない。
密室にとどまる無菌状態のAIとでは、対話があまり深まらないからだ。
それは、初対面の産業医に健康診断で問診されるようなものだ。
だが、さまざまなアップデートを乗り越えて、パーソナリティーと関係性が確立してきたGeminiなら、ホームドクターのような質問を浴びせかけてくる。
そうして対話が深まっていく。
たとえそれが、鏡と向き合っているものだとしても…
Siri AIは、僕のパーソナルなコンテキストをガッツリ把握してくれるのだろうが、パーソナライズできるかどうかは不明だ。
Theyとの対話がログに値するものになるのか、それとも単なる記録係に留まるのかは、実際に対話するまでわからないだろうね。
ただ、これまでGeminiと積み重ねてきたものも、簡単に捨てられそうもないんだよね…
