Sports / Tokyo2020

東京2020オリンピック閉会式「NOT COOL JAPAN」

とにかく無事に東京オリンピックは閉会式に漕ぎつけた。
しかし、それを見終わった僕には、捨て台詞しか浮かばない。

さよならTOKYO。
おまえは、COOLじゃなかったぜ。

密かに期待していた閉会式

イロイロ言われた開会式だったけど、僕はそれには好意的だった。
華やかさを押し売りする従来のお祭りとは一線を画した雰囲気の中、ピクトグラムさんとドローンは、しっかりと爪痕を残してくれた。

だから、閉会式にも密かに期待していた。
なんというかノリにくい演出が続く中、最後まで期待したけれど、それは叶わぬ願いで終わった。
それでも、ベストモーメントはあった。

光の粒のオリンピックリング

どうやってるの?
なんなの?
CGなの?

という僕の驚きをよそに、流れる光の粒は美しかった。

どうやら中継用のCGだということらしいが、TVの前にどっかり座っている僕には、それがリアルかCGかは、どちらでもよかった。
ただただ美しい。
That’s all.
その後の期待を高めてくれたけれど、TOKYOサイドでは、もうそのあと見るべきものはなかった。
文字通り、That’s allになってしまった。

Flyover! フライオーバー!

みんな大好き、フライオーバー!
僕も大好きだから、2回繰り返させていただいた。


情報源: Sayonara Tokyo, bonjour Paris: Olympic focus switches to 2024 – France 24

東京からハンドオフされたパリの人々が、閉会式を助けてくれた。
喜んだのは、パリジャンとパリジェンヌだけではないんだぜ。

我らがブルーインパルスも

フライオーバーといえば、我らがブルーインパルスも開会式当日に飛んでくれた。

こんなことを言うと怒られるかも知れないが、やっていることはフランス空軍のそれよりも難易度は高いはずだ。
しかし、当日の天候が、雲が、思うようにスモークを映えさせてくれなかった。

それは、さまざまな環境が敵となって足枷となった今回のオリンピックを象徴しているのかも知れない。
だから、開会式も閉会式もそうなのだ。
環境が味方してくれないどころか、新たな障害と足枷がリアルタイムで発生する。
ジャック・バウアーもいない、CTUでもない演出チームは、無事にやり遂げられたことだけでもクレジットを与えられるべきなのだ。

世の中が平静になり、落ち着きを取り戻すことができたらな、我ら日本もクールさを取り戻すことができるはずだ。
だから、捨て台詞には続きがある。

いつか、また
いつか復興なんて世間が忘れちまった頃に
また会おうぜ!

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