前半戦の最終回とあって、少しはカタがつくのかと思ったら、まさかの別班員奪還作戦前に、3週間のブレイクに突入することになってしまった。
禁断症状を緩めるためか、TBSは20分にも及ぶ前半戦ダイジェストを公開してくれた。
しかし、ノコル自身が作戦に参加するとは思わなかった。
しかも、あのドラグノフを抱えてとは…
『VIVANT』第2シーズン 前半戦ダイジェスト
ノコル=マークスマン

この先、ムルーデル社を運営していくために、せっかくテントの汚れ仕事に関わらずにいたのに、ノコルは、作戦に参加するという。
だが、腕に覚えのあるノコルが、乃木憂助率いる分隊の支援として「選抜射手(マークスマン)」を務めてくれるのなら、心強いことこの上ないだろう。
マークスマンの特徴と役割
分隊支援のスナイパーとは、歩兵分隊に帯同して中長距離の精密射撃を行い、分隊の火力を延伸する「選抜射手(マークスマン)」のことです。
一般的な独立した高精度狙撃手(スナイパー)とは異なり、歩兵分隊の一員として行動し、通常800メートル以内の距離にいる高価値目標(機関銃手や指揮官など)を正確に排除する役割を担います。
- 指定射手銃(SDM-R / マークスマン・ライフル)の運用:連射が可能なセミオート(自動)式の高精度ライフルを使用し、突撃時の迅速な火力支援や近〜中距離の戦闘に対応します。
- 分隊火力の延伸:通常小銃の有効射程を超える距離の敵を制圧・排除し、分隊全体の戦闘力を底上げします。
- 偵察と観測:優れた光学機器を用いて周囲を監視し、戦場の情報を味方に共有する目としての役割も果たします。
ドラグノフ狙撃銃 SVD
そして、ドラグノフは、まさにこの「分隊支援のスナイパー(選抜射手)」という運用思想の元祖であり、世界で最も成功したマークスマン・ライフルである。

ドラグノフ(SVD)が名銃と称される理由は、西側の高精度な単独狙撃用ライフルとは一線を画す、ソ連独自の明確な設計思想と圧倒的な信頼性・実用性の高さにあります。
- 分隊支援という明確な運用コンセプト
西側諸国の狙撃銃が「1km先の標的を1発で仕留める」精密射撃を目指したのに対し、ドラグノフは「AKの有効射程(約300m)の外側にいる敵を分隊規模で遠距離(600m前後)から抑え込む」マークスマンライフル(選抜射手銃)として開発されました。このコンセプトが現代の選抜射手制度の先駆けとなりました。 - 過酷な環境に耐える圧倒的な信頼性
AK-47の優れた信頼性を参考に設計されており、極寒のシベリアや砂塵の舞う砂漠地帯でも確実に作動します。部品数が少なく堅牢な構造で、現場でのメンテナスも容易です。 - セミオートによる高い連続射撃能力
当時の狙撃銃の主流だったボルトアクション方式(1発ごとに手動装弾)に対し、セミオートマチック(自動装弾)を採用。失敗しても即座に修正射撃が可能で、移動目標や複数の目標に対しても迅速に対処できます。 - 軽量かつ人間工学に基づいたデザイン
大口径の7.62x54mmR弾を使用しながら、肉抜きされたスケルトンストックやスマートなフレームにより、重量は約4.3kg(スコープ未装着時)と非常に軽量です。長時間の行軍や狭い車両内での取り回しにも適しています。 - 誰でも使いやすい専用スコープ(PSO-1)
付属のPSO-1照準器には、標的(人間の標準的な身長1.7m)の大きさを基準にするだけで瞬時に距離が測定できる「簡易測距レティクル」が組み込まれており、高度な計算をしなくても即座に照準を合わせられる扱いやすさを備えていました。
精度の絶対値だけで見れば現代の最新型ボルトアクションライフルに譲るものの、「苛烈な戦場で故障せず、兵士が扱いやすく、必要な射程と火力を確実に提供する」という軍用兵器としての完成度の高さが、半世紀以上にわたり世界中で評価され続けている理由です。
ノコルのスコープに映るのは
さて、別班員奪還作戦が成功するのか、失敗に終わるのかは、僕には考察しようもないけれど、どうやら裏切り者がいるようで、ガラマン空港へ続く道も、現地警察が封鎖しているようだ。
追い詰められた状況に、Fも、ノコルの前に、初お目見えだ。
ノコルのドラグノフのスコープに映るのは、裏切り者として引き金を絞る相手は誰なのか…
それが判明するまで3週間は長すぎる。
だが、野崎守は一滴の水さえも与えられずに9日間を乗り切ったんだ。
自由に飲み食いできる僕らは、辛抱するしかないよね…

