ワシントン・フットボールチームが、2年に及ぶ長いブランディングのさすらいの旅路を終えた。
新しいチーム名は、ワシントン・コマンダーズ。
刷新されたロゴとユニフォームが発表された。
なんと、ブラックジャージも登場だ。
One legacy. One unified future.
We are the Washington Commanders #TakeCommand pic.twitter.com/Eav9NOV5Mm
— Washington Commanders (@Commanders) February 2, 2022
New name, new marks pic.twitter.com/KxN5pWg4X1
— Washington Commanders (@Commanders) February 2, 2022
バーガンディ & ゴールドそしてブラック
バーガンディ & ゴールドというチームカラーは一切変更していないことにあらわされるように、このチームの持つ偉大な歴史を資産として重要視したデザインになっている。
また、コマンダーズの名前に代表されるように、ミリタリーテイストがデザインの随所に取り入れられている。
The Washington Commanders have unveiled their new identity, and now they’ve provided a look at their new uniforms. Here’s a look at some smaller details about the new versions of the Burgundy & Gold.
情報源: 4 things to know about the Washington Commanders’ new uniforms
WOLVESを採用しなかった理由
The Washington Football team is retiring its old name and launching a new kind of legend. The journey starts now. This is the place. Welcome to Washington.
情報源: President’s Weekly Brief: Why Wolves won’t work (and a date to save) – Washington Journey
人気が高く、ひと頃は、これで決まりだろうと言われていたWOLVESを採用しなかった理由も公開されている。
他のチームが商標として所有しているものを使用することによる制限と、訴訟リスクを鑑みてということらしい。
長年、レッドスキンズという名前がもたらした法廷における労力とファンへの不安を取り除きたかったということなのだろう。
タンパベイ・バッカニアーズにしたってブランドを刷新した際には、レイダースにブランド侵害だと法廷でイチャモンつけられたくらいだから、できるだけリスクは避けておきたいということなのだろう。
もっとも、レイダースは裁判でも負けたうえに、直接対決のスーパーボウルでもコテンパンにされたけど…
ジョー・ギブスとザ・ホグスがフィールドを蹂躙していた頃の印象が鮮烈だった僕には、正直言ってまだしっくりこないし、いまだにレッドスキンズのロゴには愛着と憧憬がある。
でも、新生チームがまた名場面や、歴史を作り上げていけば、しっくりくるようになるのだろうね。
2020シーズン、新しいデザインのユニフォームで臨んだタンパベイ・バッカニアーズは、見事、スーパーボウルリングを手に入れた。
同じく、2021シーズン、ユニフォームのデザインを変更したシンシナティ・ベンガルズは、31年間続いた、プレイオフに勝てないという呪いを打ち破ってスーパーボウルに出場することになった。
もし、2022シーズン、ワシントン・コマンダーズにも、その幸運が訪れるのならば、ユニフォーム効果という懐かしいジンクスが復活したということになるのかもしれないね…