衣食住

プラチナのZIPPO ARMORを衝動買い

次に買うZIPPOは、あーだこーだと頭の中で論理構成しているくせに、やっていることは、結局のところ、衝動買い。
ただ、現状への不満がモヤモヤしているタイミングで、プラチナなんてベッピンさんに出くわしてしまったら、それは運命と受け止めるしかないじゃない。

ZIPPO ジッポー プラチナ 162 アーマー armor シンプル

美しいプラチナの輝きに配されたのは、お馴染みのストライプ。
たった2本のストライプが、アイコニックなZIPPOのデザインをミニマルに決定づける。

底面には、「C」と「23」の刻印がある。
C=3月、そして23は2023年。
つまり、2023年の3月に製造されたということだ。

ASMRとまでは胸を張れないが、心地よい音とともに一発着火。
そう、何を今さらと言われるかもしれないが、僕は、オイルライターを必要としていたのだ。

ZIPPO純正ガスライターインサイドユニットを使っていたけれど

僕は、ここんとこ、ZIPPO純正ガスライターインサイドユニットを使って、完全純正ガスライターとして使用していた。

ZIPPO ARMOR クロームポリッシュを純正ガスライターに | ALOG

ガスの注入は、オイルのようにこぼしてしまうリスクもなくて気楽だ。
そしてターボライターのように強力な炎は、風で泳ぐこともなく、瞬時に点火してくれる信頼性がある。
ただし…
そう、それには、但し書きがつく。
冬場では、こいつは、なかなか火をつけてくれなくなってしまう。

周囲の気温が5℃以下といった、ライターの使用環境温度が極端に低い場所では、ライター内のガスの圧力が低下してしまいます。このため、燃焼部分に十分なガスが供給されなくなり、着火率が下がってしまうのです。

情報源: ライターQ&A | JTウェブサイト

そんなことは紳士の皆様におかれましては常識なのかもしれない。
しかし、こちとら、お付き合いしたガスライターなんてBic止まりだ。
手のひらで揉み込んで、温めてから使用することで、冬場は乗り越えていた。
でも、疑問は感じたままだった。

そもそも、最初にZIPPOに惹かれたのは、どんな環境でも動作するというタフネスさだったはずだ。
It works.
どんな環境でも、裏切ることのない、そのフレーズに。
そこに、但し書きはなかったはずだ。

加えて、同時に使用していたARMORのクロームポリッシュのケースのガタつきが酷くなってきた。
いわゆる、使い込んでいく中で緩くなっていくこととは違う種類のものだ。
ケースだけ購入したものを、あえて修理に出すのか?
そう思って、悶々と過ごしていた。

スムーズに開けられないケース、寒空の下、何度も押し続ける点火ボタン。
ただでさえ、タバコを吸うことに世間からストレスを与えられているのに、何も好き好んで自前でストレスを追加するべきではない。

ZIPPO純正 プレミアムブタンガスが流通していない

これは2次的な理由になるが、ZIPPO純正 プレミアムブタンガスが、ほとんど流通していない。
ごく稀に見つかったとしても、それには、まさにプレミアムな値がつけられている。
相関関係は正確に把握していないが、それは、あの暗い目をした独裁者が、独自の難癖で戦争をおっ始めて以来のことだ。

そんなこんなのモヤモヤが積み重なった頃に、ベッピンのプラチナに出会ってしまったら、運命だと感じたくなるのも人情というものだろう。

余談ながら、今回、初めてAmazonでZIPPOのオイルを購入してみた。
コンビニ等で購入するより、ザッと3割ほど安かったからだ。

プラチナという金属

今回出くわすまで、僕はZIPPOにプラチナのラインアップがあることを知らなかった。
そうして、プラチナ自体についても、よく知らなかった。
希少な金属は、いわゆるクラス的な扱いにおいては、ゴールドなんかより扱いは上だ。
ゴールドカードとプラチナカードの関係は端的だ。
そうして、崩御された、我らが女王陛下の在位70周年記念式典は、プラチナ・ジュビリーと呼ばれていた。
ゴールデン・ジュビリーは、在位50周年の記念式典にすぎない。
そうなると、次のウィンディの記念モデルは、プラチナを使用するべきなのかもしれないね。
彼女は、もうすぐ90周年を迎えるのだから…

プラチナは化学的に安定した貴金属です。他の貴金属と比べても変質しにくい特性があり、それ自体では酸化もしないため錆びる心配がありません。

情報源: プラチナの変色や傷、変形についての質問にお答えします! | プラチナ・トピックス | プラチナ・ジュエリーの国際的情報サイト|Platinum Guild International

もう僕は、安易なエイジングのZIPPOには興味がなくなってしまった。
そんな僕には、錆びつかず、変色せず、傷つけども輝きを失わないプラチナという金属は、とても魅力的に映る。

まあ、そんなに熱くなるなよ、どうせメッキだろ?
そのご指摘も、その通り。
僕なんぞには、メッキのものぐらいがちょうどいい。
しかし、どうせおんなじメッキなら、金メッキより、プラチナのメッキを選びたい。
この僕自身も、中身は今さらどうにもならないけれど、せめてプラチナのメッキを纏って、生きていくことはできないものだろうか…

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