衣食住

ZIPPO ARMOR クロームポリッシュを純正ガスライターに

愛用のZIPPOは、いつだって忽然と姿を消してしまう。
手に馴染み、生活に溶け込むようになったころ、突然に行方知れずになってしまう。
野良猫よりも、いや、今では飼い猫よりも狭い僕の行動範囲を、鑑識官より丹念に探しても一向にその足取りは掴めない。
忽然と、しかも後腐れない消えっぷりは、いい女のそれと全くもって変わらない。
今、どこでどうしているやらが全く想像できないところまでも…

はじめてガスライター化したZIPPOは快適で、何の不満も疑問もなく愛用していた。
しかし、ある日、突然、行方知れずになってしまった。
それなしでは生活が立ち行かない僕は、早速、後釜にZIPPO ARMOR クロームポリッシュを手に入れることにした。

ZIPPO ARMOR クロームポリッシュ

どうせインサイドユニットはZIPPO純正ガスライター インサイドユニットに交換してしまう僕にとって、ケースだけ販売されているのはありがたい。

中身のないガワだけのケースの販売なのに、保証書と一緒にしっかりと箱に収められていた。

今回は、基本の「き」である全くプレーンなクロームポリッシュ。
ここに立ち返るのは、平成を跨いで、昭和以来のことじゃないだろうか。
そばで言えば、かけそばだ。
しかし、はじめてのARMOR モデルは二八蕎麦どころじゃない、つなぎのない十割蕎麦のソリッド感をもたらしてくれるんじゃないだろうか。

Processed with VSCO with a6 preset

ZIPPO純正ガスライターインサイドユニット

ガスを注入したインサイドユニットをケースに装着するだけで、完全純正ガスライターの出来上がり。

インサイドユニットにも数種類あるけれど、僕にはシングルトーチで充分
快適に使えてる。

実際に使用した動画

やっぱりARMORの方が音というか、響きがいいような気がする。
そう思いたいだけのプラシーボな心かも知れないが…

振り返ってみれば、僕は結局のところ、大量生産品の中の「いいもの」との付き合いがしっくりくる。
もちろん、限定品やプレミアムなものにも心惹かれるんだけれど、長く付き合っているのは、そうしたアノニマスなものたち。
僕が突出した個性のない、全くプレミアムではない男なのだから、そこに落ち着くのも自然の摂理というものだ。
新年を迎える本当の間際に、そうしたプレーンだけどピカピカなものを手にれることができたのは、僕にとって幸運だったのかも知れないね…

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