フリーの警官「二村永爾」が10年ぶりに新作で復活!
二村永爾シリーズ、十年ぶり復活! 舞台は香港、幻の映画フィルムをめぐり次々と起きる殺人事件。日活映画百年記念、宍戸錠も登場!
神奈川県警の「二村永爾」がどんな依頼で香港に出向くのか?
我らが「エースのジョー」とどんな絡みを見せるのか?
ひところの逃亡者のメッカである香港という土地と、日活映画のテイスト。
楽しみに待つ要素は数多い。
そしてさらにもうひとつ。
今回の表紙を担当したのが巨匠「江口寿史」
「さまよう薔薇のように」以来のタッグだろうか。
その表紙の原画が完成したのが、なんと発売日の2週間前!
噂通りというかなんというか…
確かにAmazonを覗いてみると、画像は表示されていない。
これは発売日前だからという理由ではなく、そもそも掲載すべき画像が存在しなかったからなのだ。
Twitterでの巨匠同士のやりとり
Twitter上では、チクリと揶揄する矢作俊彦と、まるで進捗報告のように作業中の画像を上げ続ける江口寿史の二人の巨匠のやりとりを見ることが出来る。
表紙の巨匠のおかげで新潮に呼びつけられ、旅にも出られない。いよいよ駄目らしい。これから新潮社。装丁部に行って機械借りて代原完成させないと。昼からちょっと飲んじまったのに。いや、ちょっとじゃないな、これは。 pic.twitter.com/KKkER0GDjh
— 矢作俊彦 (@orverstrand) 2014, 11月 11
ペン入れ中ちゅうちゅう。ギリギリなのに楽しくて悪りいな。 pic.twitter.com/cULKbU6QFh — 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 11月 11
17分前にペンが入り始めたらしい。いったいまったくゴドーさんは本当ぜんぜん時空が違うよ。前提として実存がポワンソンとワットマンの最近の土木工事による白髪の個人的かかかか神の時間と空間の外におけるってやつ。つまりそりゃ『神的無感覚神的無恐怖神的失語症の高み』で描いてるってことかよ?
— 矢作俊彦 (@orverstrand) 2014, 11月 11
悪いがもう男二人のペンは入ってるんだよ。女は一番最後にとっとくんだ。 — 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 11月 11
大先生、ここまできて表4(裏表紙)まで描くと言い出す。O君だったら嫌がらせ意地悪の類だが、この人、そういうんじゃないから。むしろ親切心(とてつもなく傍迷惑な)だからなあ。皆大いに凹む。でも扉はできた。後は扉も描いてあげようと言い出さないことを祈るのみ。
— 矢作俊彦 (@orverstrand) 2014, 11月 11
さて、扉はできたぞ。実は昨日のうちにできていた。大先生を刺激しちゃ行けないと思って黙ってたんだが、刺激なんかされるようなタマじゃないんだよなあ。神的失語症の高みで、まったく意に介さないんだから。 pic.twitter.com/yt68pnqFPd — 矢作俊彦 (@orverstrand) 2014, 11月 11
浜ちゃんじゃないよ。 pic.twitter.com/IVMVveOQad
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 11月 12
最初に言っておくが宍戸留美じゃないからな。 pic.twitter.com/0IQoP8bsxP — 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 11月 13
いつも女ばっかり描いてますが男描くのも好きですよ。 pic.twitter.com/UDwUDq3bxu
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 11月 13
はらはら…RT @hisashinis: 看板に「黒色影片」てあった! 発売日27日で間違いないのか? RT @Eguchinn: 背景線画出来ましたので、あとはパソコンの中でバックに摩天楼描いて仕上げますよ。 pic.twitter.com/Gyjk7jOG5m — 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 11月 14
矢作さん。今終わりました。年寄りだからもう寝たかな? @orverstrand
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 11月 14
終わりよければ全て良し。RT @orverstrand: やっと表紙ができた。発売日、12日前。まだインクが乾いていないかもしれず、店頭で指を汚しても、すまないとは思うがおれの責任じゃない。 pic.twitter.com/9tRTasR5Mp — 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 11月 15
というわけで、ページをめくる前から、いや書店に並ぶその前からもドキドキさせてくれた「フィルムノワール/黒色影片」は無事に完成した模様。
11月29日発売予定。
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