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NFL 2023 CHAMPIONSHIP ROUNDのNFL WAY TO PLAYは49ers TE ジョージ・キトル

フットボールの正しい技術を啓蒙するために、毎週、最高のお手本のプレイを披露した選手を表彰するNFL WAY TO PLAY
2023シーズン CHAMPIONSHIP ROUNDの受賞者となったのは、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ TE ジョージ・キトル。
対象となったのは、完璧なドライブブロック。

CHAMPIONSHIP ROUND – GEORGE KITTLE

絶賛売り出し中のデトロイト・ライオンズ DE エイダン・ハッチンソンを対面にして見せた完璧なブロック。
ヘルメットは使わずに、手を上手に使ったブロックは、掻き続ける足によって強烈なドライブブロックとなった。
ここまでDLが成す術なくコントロールされるブロックは、なかなかお目にかかれない。
まさにコーチが教える教科書通り、みんなに見せるべきだと激賞されている。

さて、このプレイには続きがある。
もちろん笛の後だから、それは口頭だけのファイトだが。

完璧にやられ過ぎて恥ずかしかったのか、エイダン・ハッチンソンは負け惜しみを口にする。
proprioceptionなんて聞きなれない言葉まで持ち出しての、必死の負け惜しみだ。
思いっきり意訳するとこんな感じだろうか。

「反応し過ぎて巻き込んじゃったね」と強がるエイダン・ハッチンソン。
「ミシガンじゃそう言うの?アイオワじゃ通じねなぁ。」と一笑に付すジョージ・キトル。

アイオワ・コネクション

そう、ジョージ・キトルはアイオワ大の出身だ。
そして、この日の対戦相手には、TEU アイオワ大の後輩であるサム・ラポルタの存在があった。

彗星のように現れたこの後輩は、あれよあれよというまに数々の新記録を更新していった。
そして中距離パスの名手であるQB ジャレッド・ゴフの重要なターゲットとして、チームに不可欠な存在になった。
そして、AP通信によるオールプロのセカンドチームに選出されるまでになった。

It’s National Tight Ends Day. It’s a holiday.
というわけで、今年もタイトエンドの日が10月22日にやってくる。
Next Gen Statsは、毎年、この時期にタイトエンド TOP 10ランキングを発表する。今年は、なんとルーキーTEが第1位にランクイン!

情報源: NFL 2023 Next Gen Stats タイトエンド TOP 10ランキング week 6 | ALOG

この日も9キャッチと大活躍だったサム・ラポルタに対し、ジョージ・キトルは2キャッチにとどまった。
しかし、TEにはブロックという重要な役割がある。
そのブロックで、彼は魅せてくれたのだ。
それは、今シーズンを通して、RUN CMCを支える力になり、この日の切り札となったブロック・パーディのスクランブルでも、最後までダウンフィールドで発揮されていた。
そういえば、ブロック・パーディもアイオワ州立大学の出身だったね…

彼もまた、デトロイト・ライオンズ RT ペネイ・スウェルと同様に、AP通信のみならず、Next Gen StatsのAll-Proにも選出されたコンセンサス All-Proだ。

そんな彼をスーパーボウルの対戦相手、カンザスシティ・チーフスのTE トラビス・ケルシーが絶賛している。

僕には忘れられない光景がある。
前回の第54回スーパーボウルのことだ。

敗戦直前のサイドラインで、あの陽気な男が静かに決意を込めている。
そう、復讐の…
だから彼はキングなどではない。
ミズーリ州の王国をただ倒すことを決意している刺客なのだ。
これまでに要した4年という月日は、その思いをいっそう強固にしているはずだ…

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