フットボールの正しい技術を啓蒙するために、毎週、最高のお手本のプレイを披露した選手を表彰するNFL WAY TO PLAY。
2023シーズン第13週の受賞者となったのは、サンフランシスコ・フォーティナイナーズのDB デオモドール・レノア 。
対象となったのはハードだがクリーンなヒット。
WEEK 13 – DEOMMODORE LENOIR
ゾーンにドロップすると、QBの目線に反応して、トップスピードでやってくるレシーバーに強烈なヒット。
ヘルメットを全く使わないショルダーパッド同士のクリーンなヒット。
セーフヒットと解説されているが、回転して叩きつけられたディアンドレ・スイフトはたまったもんじゃないだろう。
2度目の受賞
デオモドール・レノアの受賞は、昨年に続いて2度目。
NFLのキャリアで初めてのQBサックの際に受賞して以来だ。
情報源: NFL 2022 第4週のNFL WAY TO PLAYは49ers DB DEOMMODORE LENOIR | ALOG
チームのプロフィールに発音の仕方が注記されるほど、彼の名前は発音しづらいようだ。
His name is pronounced dee-AH-mo-door, luh-NOOR.
情報源: Deommodore Lenoir
この活躍が続いていけば、オススメのニックネームであるDemoも僕らに定着していくことだろう。
真のリベンジゲーム
この週のフィラデルフィア・イーグルスとの対戦は、真のリベンジゲームというべきものだろう。
僕は、昨年のNFC Championship Game のせつなさを覚えてる。
情報源: NFL 2022 NFC Championship Game 49ers vs Eagles 「Irrelevant Bowl」 | ALOG
怪我を負ってしまったブロック・パーディ。
変わって登場したジョシュ・ジョンソンも負傷退場。
フィールドに戻ったブロック・パーディは、ハンドオフを繰り返すことしかできなかった。
キャッチアップしなければならない状況で、それができないもどかしさ。
フィールドの中にいて感じるそれは、ひときわだったんじゃないだろうか。
その日、初めてのファンブルと、初めての敗戦を記録して、ブロック・パーディのシーズンは終わってしまった。
そうして迎えたこの日の対戦。
いつものように感情を見せないブロック・パーディの表情からは、特別な意気込みは感じられない。
しかし、スクランブルに出ると、躊躇なくカマシに行った。
スライディングするなど考えてもいないようだ。
1Qは、マイナス2ヤードしか記録できなかったオフェンスを、最終的に大勝に導くと、初めて表情を崩した。
順当にいけば、今年、もう一度対戦する可能性もある。
The @49ers have a +102 point differential this season against teams who were in a playoff spot entering Week 14.
— NFL (@NFL) December 4, 2023
The Ravens have the 2nd best (+45) (h/t @NFLResearch) pic.twitter.com/jH0K9ZcFeM
今年のプレイオフ圏内のチームとの対戦で、最も多くの得点差をつけている49ers。
ブロック・パーディは、昨年の忘れ物を取り戻すことができるのだろうか…