そういえば初詣がまだだった。
2月に入る前に済ませておけばいいかという僕の呑気さは、結果オーライにつながった。
なぜなら、「幸福豆来」の頒布期間にちょうど重なったからだ。
幸福豆来
「こうふくとうらい」というストレートでハッピーな語呂合わせの節分豆。
節分豆の「幸福豆来」の頒布を開始しました。 「立春」の前日に行われる節分で、邪気を祓うとされる大豆を「福は内、鬼は外」の掛け声と共に撒き、一年の幸福をお祈りください。 「幸福豆来」初穂料300円
情報源: » 1月22日(月)〜2月3日(土)節分豆「幸福豆来」頒布 | 田無神社 公式ページ(東京都 西東京市)
ずっしりとした実物
けっこうコンパクトなものを想像していたけれど、実物はずっしり重い。
中身がパンパンに詰まっているようだ。
これだけあればケチケチせずに、バンバン豆撒きできる。
ありがたがることは大事だが、勿体なさそうにしみったれて使っていては、幸福なんて到来するはずもない。
コストパフォーマンスの計測が必須になった令和日本において忘れられた言葉、「大盤振る舞い」というやつを復活させようじゃないか。
平日なのに大混雑
もう1月の終わり、しかも平日とあって気楽に出かけた僕の呑気さは、瞬く間に吹き飛ばされた。
お正月ほどではないにしろ、あっちこっちで神様の前に行列が…
入れ替わり立ち替わり、人の流入は止みそうになかった。
いくら辰年だからって、なんでもない日にこんなに混むの?
と疑問を抱えていたら、少し前にテレビで紹介されたらしい。
まだまだテレビの影響力が強いことに驚くのと同時に、特定の年齢層が多かったことも合点がいった。
加熱する世間に、田無神社は、異例の注意喚起を促している。
令和6年は辰年であることから、龍神様を祀っている神社仏閣への関心が高まっており、SNSや動画配信サイトで大勢の方がご利益や参拝方法等についていろいろな情報を提供されています。今後もさらに増えることが予想されています。しかしながら、その中には田無神社として同意しがたいものも多数含まれており、正直なところたいへん困惑しています。 例えば、龍に乗るとか、龍を降ろすとか、龍が人に憑依するとか、などです。
情報源: 注意~辰年の参拝前にご一読ください!~ | 田無神社
自認している者、自覚のないものを含めて、迷惑系と呼ばれる人種が、持ち前の高いスキルを発揮してセカイに迷惑をかけている。
それらはYouTuberにとどまらず、政党の党首にまで至る。
節分で豆をぶつける相手は、もはや鬼ではないのだろうね…