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2025 Army-Navy Game「 Navy ユニフォーム Navy250」

126回目の対戦となるArmy–Navy Gameで海軍兵学校が着用するスペシャルなユニフォームが発表された。
アメリカ海軍も創設250周年を迎える今年のユニフォームは、最初のフリゲート艦をモチーフにしている。
しかも、そのフリゲート艦は、現在も現役として就役しているのだ。

Navy Football 2025 Army-Navy Game Uniform

Navy250

Navy 250th Anniversary Uniform

USS コンスティチューション

現在では、290隻もの艦艇を抱える世界最大最強の海軍だが、最初に議会から与えられたのは、わずか6隻のフリゲート艦隊に過ぎなかった。
その中で、合衆国憲法の名前を持つUSS コンスティチューションは、現存している。
しかも、航行可能な最古の艦船として、アメリカ海軍の現役艦なのだ。

コンスティチューション (帆走フリゲート) – Wikipedia

従来、木製だった船体は、銅で保護されることにより、飛躍的に寿命が伸びた。
それがヘルメットのデザインのベースとなっている。

ヘルメット全体が酸化銅でコーティングされており、片面にUSS Constitutionの詳細スケッチ、もう片面にオリジナルのUSNマークが描かれています。木製の板がヘルメットの中央を走り、元の6つのフリゲートに敬意を表して6本のロープで縛られています。

ヘルメット

ここ数年の倣いにより、またしてもひとつひとつのヘルメットにハンドペイントが施されている。
以前も6ヶ月もかけて全てのヘルメットを準備し終えていたけれど、今回は、どれほどの時間を要したのだろう…

ヘルメットは、ひとつひとつが3時間もかけてハンドペインティングされている。その結果、製作期間は6ヶ月に及んだ。

2021 Army-Navy Game スペシャルなユニフォームを公開 | ALOG

ユニフォームのタイポグラフィーには、最初に海軍の武装化を規定した法律に用いられたフォントが使用されている。
ネイビーとレッドは、USS コンスティチューションの船体に用いられていたカラーだ。
そして、オリジナルの6隻のフリゲート艦を表す6本のロープ。

Don’t Give Up the Ship!

ジェームズ・ローレンス海軍大尉が戦いの中、最後に残した言葉が、アメリカ海軍に長く生き続けている。
最後まで諦めるな!という精神を刻むために。

彼の言葉を、軍旗として残したのは、部下だったオリバー・ハザード・ペリー海軍代将である。
そう、あのマシュー・カルブレイス・ペリー海軍代将、いわゆるペリー提督の兄だ。

アメリカ海軍と日本の因縁

現在の日本の歴史を語る上で欠かすことのできない重要人物は、アメリカ海軍の軍人だ。
しかも、帆船から次世代の動力源を用いた蒸気船によってアメリカ海軍をネクストレベルに引き上げ、Father of the Steam Navyという称号も与えられている。

わずか2隻の武装船で、イギリス軍の物資を乗せた輸送船の妨害から始まったアメリカ海軍は、風の向きに頼らない蒸気の力で、太平洋を乗り越えられるようになっていた。
当時から東インド艦隊などと編成していた様子を見れば、すでに外洋の支配は進んでいるように見える。

こうしてみると、日本は、アメリカ海軍と因縁が深い。
およそ260年も続いていた徳川幕府スタイルから、国の構造をトランスフォームするキッカケをもたらされた。
そして、その後は、太平洋を赤く染めた歴史に残る激戦だ。
日本帝国海軍とアメリカ海軍の海戦は、おそらく歴史上、最後の、しかも大規模で激しいものだった。

そして、今は、またネクストステージに突入している。
血みどろの激戦を乗り越えた両国は、強い絆のもと、歴史上、類を見ない強い同盟国となっている。

自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の標榜は、オペレーションの一体化を促進している。
しかし、飛行甲板を持つ自衛隊の護衛艦に、アメリカ海軍の戦闘機が離発着する日が来るとはね…

それが自由を守るためのものだと知ったなら、あの合衆国憲法の名前を持つ船も、係留されているボストンから馳せ参じる気じゃないだろうか。
何せ、アメリカ海軍で敵を沈めた経験のある唯一の現役艦なのだから…

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