ユニボール ゼント 3色 シグニチャーをめぐる冒険

もし、ユニボール ゼント 3色のシグニチャーモデルが手に入ったら、サクラクラフトラボ 005から完全に移行しようかな…
そんなお思いつきで、あちこちのお店に飛び込んでみた。

結果は、予想通りの完敗だったが、それなりに面白かったよ。

倍の値段のユニボール ゼント シグニチャーモデル 3色ボールペン

みなさん、お嘆きのように、このモデルが見つからない。
ネット上でも、定価で売っているものはOUT OF STOCKだし、在庫があると思えば、それはきっかり倍の値札がついてる。

もし僕が懐に余裕のある文房具マニアだったなら、クリックしているかもしれない。
だが、幸か不幸か、僕の懐はロシアの兵員並みに余裕がない。
さらに、より良き文房具は求めてはいるが、それはマニアのそれではない。

アテのない飛び込みの旅

だから、ネットで探るのは、もう諦めた。
そうして、ちょっとめぼしい店に飛び込んでみようと思ったのだ。

発売されてから、そろそろ2週間。
次の入荷にたまたま出会してりして…

なんて甘い妄想で、強烈な陽射しのもとに飛び出した。

郊外の店を皮切りに、渋谷、新宿と転戦を重ねたが、見事に全て空振りに終わった。

最初に行った郊外の店なんて、売り場の大幅レイアウト改装で店ごと消えていた。
その後訪れた、さまざまな店の店員さんの反応がバラエティに富んでいた。

僕は、TRUE DETECTIVEのラストとコールが、地道に証言をとっていったような地味な作業を、ひたすら繰り返した。
筆記具の売り場を探す、ユニボール ゼントが置いてあるかを確認する、そして店員にシグニチャーモデルの在庫を確認する。
僕は、判を押したように、この作業を繰り返した。

最近、Youtubeで人気を博しているお店の店員は、対応がぞんざいだった。

高級文具の老舗の店員は、扱いがないことを丁寧に詫びた。

閉店が決まっている店の店員は、この先の自分の身の振り方の方で、頭がいっぱいになっているようだった…

全て売り切れ、次の入荷予定はわからないというのが、表現の違いこそあれ、彼らの共通した返答だった。

なんのアテもないままとった無謀な行動に、徒労感を覚えたかと言われれば、不思議とそうではなかった。
注文すれば、下手したら当日届くようなネットの買い物ばかりしていた僕に、どうなるかわからないまま見切り発車で行動に出るという体験そのものが、懐かしく感じられた。

実店舗で買い物するにしても、ピンポイントで往復するだけの僕には、無駄に回遊している時間も楽しく感じられる。
そうしてトランスフォームしていく街の姿と、飛び交う外国語比率の高さに、すっかり変わった街のニオイを感じることができた。
相も変わらず、ジーンズとスニーカーでうろつく僕は、まるでタイムスリッパーのようだった。
もう、以前の街のニオイは、どこにも見つからないというのに…

渋谷「さっきまで」なう

十一 (@alog.tokyo) 2026-07-10T04:47:12.264Z

これで、何がなんでもユニボール ゼント に移行しようという僕のココロもクールダウン。
しばらくは、愛着のあるサクラクラフトラボ 005を使い続けていくだろう。

リフィルのストックが切れるとき、状況がどうなっているかで、その先の判断は別れるんだろうね。
単色のシグニチャーモデルは、ストックのあるお店もあったから、そのうち、三菱鉛筆が生産能力を誇ってくれるようになるんだろう。
それも追いつかないうちに、またぞろ限定色モデルがとか広告し始めたら、本当に僕の気持ちは離れてしまうかもしれないけれど…

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