Apple TV『ニューロマンサー』を実写ドラマ化:ハイテク・ローライフなう

ニューロマンサーが、Apple TVでドラマ化される。
サイバースペースと電脳という概念を初めて世の中に提示したサイバーパンクの金字塔が、ついに実写化されるのだ。

Neuromancer — Official Teaser | Apple TV

ジャック・イン

脳神経にプラグをジャック・インして、サイバースペースに物理的にも論理的に直結させる。
その様が、電脳空間という熟語にしっくり感を生む。

攻殻機動隊やマトリックスで、そのHackはおなじみになったけれど、その情景を最初に提示したのは、この小説だ。

発行当時は1984年。
まだ、ダイアルアップ回線さえ一般家庭には普及していなかったころ。

それから10年以上が過ぎて、僕らがモデムのノイズにも耳慣れたころ、ようやくこのサイバースペースというものがイメージできるようになった。
それを草薙少佐とネオが後押ししてくれた。

【公式】攻殻機動隊グローバルサイト

ウィリアム・ギブソン = エグゼクティブ・プロデューサー

これまで何度も映画化される話は持ち上がったが、そのどれもが頓挫してきた。
コンテンツ制作に制約の少ないApple TVが、満を持して、全10話のドラマシリーズとして制作することになった。
原作者であるウィリアム・ギブソン自身も、エグゼクティブ・プロデューサーとして参加しており、その仕上がりに大変満足しているようだ。

Anyone who doesn’t see how very satisfied I’ve been throughout production doesn’t get what I most want out of an adaptatation. Mind you, that does tend to happen.

William Gibson (@greatdismal.bsky.social) 2026-07-26T00:28:40.081Z

彼がテキストで描こうとしていた世界を、僕らは、ようやく実写として受け取れることになる。

New Romancer

現在の僕らは、タップひとつでサイバースペースに潜り込むことができる。
それにはプラグさえ不要だ。

でも一方で、繋がれたチューブをエアカーが飛び回るような未来予想図には、全くもって近づけていない。
それどころか、ゆるやかな治安を強烈なエゴで食い破るものたちの増殖により、街の景色は悪くなっていく。
まさしく、ハイテク・ローライフ。
世界は、ディストピアの方向へ舵を切っているのかも知れない…

だからこそ、新しい夢想家、New Romancerを欲しているのかも知れないね…

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