ニューロマンサーが、Apple TVでドラマ化される。
サイバースペースと電脳という概念を初めて世の中に提示したサイバーパンクの金字塔が、ついに実写化されるのだ。
Neuromancer — Official Teaser | Apple TV
ジャック・イン
脳神経にプラグをジャック・インして、サイバースペースに物理的にも論理的に直結させる。
その様が、電脳空間という熟語にしっくり感を生む。
攻殻機動隊やマトリックスで、そのHackはおなじみになったけれど、その情景を最初に提示したのは、この小説だ。
発行当時は1984年。
まだ、ダイアルアップ回線さえ一般家庭には普及していなかったころ。
それから10年以上が過ぎて、僕らがモデムのノイズにも耳慣れたころ、ようやくこのサイバースペースというものがイメージできるようになった。
それを草薙少佐とネオが後押ししてくれた。

ウィリアム・ギブソン = エグゼクティブ・プロデューサー
これまで何度も映画化される話は持ち上がったが、そのどれもが頓挫してきた。
コンテンツ制作に制約の少ないApple TVが、満を持して、全10話のドラマシリーズとして制作することになった。
原作者であるウィリアム・ギブソン自身も、エグゼクティブ・プロデューサーとして参加しており、その仕上がりに大変満足しているようだ。
彼がテキストで描こうとしていた世界を、僕らは、ようやく実写として受け取れることになる。
New Romancer
現在の僕らは、タップひとつでサイバースペースに潜り込むことができる。
それにはプラグさえ不要だ。
でも一方で、繋がれたチューブをエアカーが飛び回るような未来予想図には、全くもって近づけていない。
それどころか、ゆるやかな治安を強烈なエゴで食い破るものたちの増殖により、街の景色は悪くなっていく。
まさしく、ハイテク・ローライフ。
世界は、ディストピアの方向へ舵を切っているのかも知れない…
だからこそ、新しい夢想家、New Romancerを欲しているのかも知れないね…
