映画『アウトローズ』世界的フランチャイズへ:ベタな邦題の裏に潜む「盗賊の巣窟」の真の構造 

ベタな邦題に油断していると、すっかり裏を書かれてしまう。
そんな映画、ザ・アウトローの続編となるアウトローズが、Amazonプライムビデオで配信されている。

ご覧になった方ならご存知のように、前作は、ベタな邦題のまま物語が進行し、最後の最後に原題が「Den of Thieves(盗賊の巣窟)」であると痛感させられるものだった。
その仕組みが明らかになった続編において、その物語構造は、どうなっているのだろうか…

前作「ザ・アウトロー」の映画史に残る銃撃戦

そもそも僕が前作を観ようと思ったのは、シンプルに銃撃戦を楽しめるモノをみたいと思ったからだ。
そうして、それは、期待以上のものだった。

迫力のある銃撃戦を鑑賞するというレベルじゃない。
タクティカルな状況の目撃者になるという表現の方が相応しい。

だって、それはそうだろう。
この状況を生み出しているのは、精鋭のスコッド同士なのだから。

銀行強盗のキャピタルと言われるLAにおいて、郡保安局の重大犯罪対策班を任せられた、ニック(ジェラルド・バトラー)をはじめとする精鋭。
そして、元アメリカ海兵隊特殊作戦コマンドであったメリーメン(パブロ・シュレイバー)率いる統率の取れた強盗団。

この二つのスコッドの激突は、まるでビッグゲームのようだった。
連邦準備銀行というビッグスタジアムを舞台に、予告された日時に向けて備えていく。
出動直前に、銃の抜き差しとマガジンチェンジの素振りを丹念に行う様は、ボウルゲーム直前のロッカールームのようだ。

そう、ここまでは、邦題通りのザ・アウトローだった。
だが、この直後、原題が「Den of Thieves(盗賊の巣窟)」であると痛感させられることになる…

続編となる「アウトローズ」

休職処分中のロサンゼルス郡保安局刑事ニック(ジェラルド・バトラー)は、 銀行強盗事件ののち逃亡したドニー(オシェア・ジャクソン・Jr.)の行方を追って、単身ヨーロッパへ。 やがて、ドニーが窃盗を繰り返す犯罪組織と行動を共にしているとの情報を掴んだニックは、 世界最大のダイヤモンド取引所を狙う壮大な強盗計画に巻き込まれていく。 緻密な作戦を立てる悪名高き窃盗団や、 ダイヤを奪おうとするマフィアの陰謀が交錯するなか、 ニックとドニーがまさかの共闘!? 型破りな刑事と不屈の強盗犯の予測不能な運命はいかにー。 

映画『アウトローズ』オフィシャルサイト

原題は、「Den of Thieves 2: Pantera」である。
そう、続編は、まさしく、この原題通りに物語が進行していく。

前作をご覧になったあなたなら、今回はストレートな物語の展開だねと思われるかもしれない。
それは、間違いではない。
ただし、途中までは…

このシリーズのコアは、きちんと息づいている。

フランチャイズ映画化するLions Gate

そうして、第3作が製作されることが決定した。
Lions Gateは、この「Den of Thieves(盗賊の巣窟)」をフランチャイズ映画にすることを決定したようだ。

Den of Thieves 3 is officially in the works at Lionsgate, with both Gerard Butler and O’Shea Jackson Jr. Expected to return for the next heist.

‘Den of Thieves 3’ Officially in Development at Lionsgate With Gerard Butler Expected to Return

3作目の舞台は「アフリカ」が予定されている。
さらに、その後ブラジル、東南アジア…と続く「現実の強盗事件をベースにした、さらなる続編(4作目、5作目)」のアイデアもあるらしい。

まさか、こんなことになるなんて…
あの映画史に残る銃撃戦にのめり込んでいたときは、想像だにしなかった。

まさか、あれが世界的なフランチャイズ映画になっていく、異色バディものの始まりだったとはね…

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