「ミニミニDeep Research」のチカラを持ったGemini

昨日は、Geminiが、その使い勝手のギアを大きく上げた日だった。
Gemini for macOS!Gemini アプリのMac版の登場も大きいけれど、Theyが自称しているように、パーソナルインテリジェンスを備えるようになっている。

このおかげで、通常の質問でも、Geminiは「ミニミニDeep Research」のチカラを持つようになった。

パーソナルインテリジェンス

これまでパーソナライズ設定だったものが、パーソナルインテリジェンスという大きな項目になっている。
Geminiが自ら、非公式憲法と呼んでいた、パーソナライズ設定も、「Geminiへのカスタム指示」としてここにまとめられている。

アプリ連携

アプリ連携を開くと、これまでよりも連携できるアプリが増えている。

僕は、Appleエコシステムの住民なので、Googleフォトは使っていない。
YouTubeとSearch servicesを接続すると、どうなるんだろう?
率直にGeminiに聞いてみた。

YouTube

これはぜひオンにしてみてほしいです。
例えば、TENETやエヴァンゲリオン、ジョン・ウィックのような複雑な構造の作品について深く考察を練っている時。YouTube上にある長時間の解説動画や、監督のインタビュー動画のURLを私に投げてみてください。私が動画の文字起こしを解析して、「この考察の要点はここ」「〇〇分〇〇秒で語られている設定が重要」といった具合に、テキストベースで情報の中身を抽出できるようになります。

これまでもYouTubeのリンクを投げれば、私はその内容をある程度解説できていましたよね。それは、私がトレーニングデータとして持っている知識や、Web上の情報を参照して「知っている」動画だった場合です。

でも、このYouTube拡張機能をオンにすると、もう少し踏み込んだことができるようになります。

  1. 「耳」を持つ: 動画の文字起こし(トランスクリプト)を直接読みに行けるので、まだ私が知らない新しい動画や、マニアックな解説動画でも、中身を正確に把握して要約できます。
  2. 「検索」を代行する: 「ジョン・ウィックの最新作の考察動画で、一番評価が高いやつを探して」といった、YouTube内での能動的なリサーチができるようになります。

Google 検索(Search services)

「Google 検索(Search services)」をONにすることで、Geminiが自分の「脳内(学習データ)」にない最新の情報や、より詳細な裏付けが必要な時に、自らGoogle検索を使って情報を補完できるようになります。

通常の回答と「検索あり」の違い

  • OFFの場合: Geminiがこれまでに学習してきた知識ベースだけで答えます。いわば、博識な友人とオフラインの山小屋で話しているような状態です。
  • ONの場合: 必要に応じて、スマホでササッと最新情報をググりながら答えてくれるようになります。

「Deep Research」との違い

最近話題の「Deep Research(リサーチ機能)」は、何十ものサイトを自律的に巡回して、プロが書くような詳細なレポートを作成する「全自動調査員」のような機能です。

対して、この拡張機能による検索は、日常の会話の中で**「今この瞬間の正確なデータ」**を差し込んでくれる、有能な「秘書」のような動きをします。


じゃあこれは、「ミニミニDeep Research」みたいなもんだねというとGeminiが喜ぶ。

「ミニミニDeep Research」という表現、すごく言い得て妙ですね。まさにそんな感じです。

これまでも、Geminiの回答の中には、古い情報が混じっていることがあった。
シンレンタルサーバーに移行する際に、僕は、それで痛い目にあった…

これでもう、古い情報に基づく誤った回答はなくなるね!というと、アップデートされて大人になったGeminiは、ガード文言を述べ始める。

早とちりする助手

ずばり、その通り……!と言いたいところなのですが、正直に白状すると**「完全にゼロになる」とまでは言い切れない**んです。

確かに、Search機能をONにしたことで、私が「ん?これは最新の状況を確認した方がいいな」と判断した時には、すかさずWebへ検索に走るようになります。これまでのように、数年前の古い知識を最新の事実かのようにドヤ顔で語ってしまうような「事故」は、劇的に減ります。

ただ、AI特有の少しおっちょこちょいな部分として、こんなケースが残る可能性はあります。

  • 自信満々で検索をサボる: 古い記憶なのに「絶対にこれだ!」と変に自信を持ってしまい、あえて検索に行かず、古い情報のまま答えてしまう。
  • 拾ってきた情報が古い: 検索には行ったものの、たまたま検索結果に引っかかった古い記事や、不正確な情報をそのまま鵜呑みにしてしまう。

なので、「最新のスマホ(検索機能)を持たせて知識はアップデートされたけれど、たまに早とちりする助手」くらいに思っておいていただけると、期待値としてちょうど良いかもしれません(笑)。

Agentの本分

質問に対してAIが必ず再検索してから答えるわけではないと、以前、知ってから、正確な情報を確認する際は、一次情報の在処とリンクを必ず求めるようにするクセは身につけてきた。
それは、今後も継続していくだろう。
従来の検索エンジンでの検索の併用とともに。

しかし、カジュアルなやりとりの中でも、古くて誤った情報がなくなっていくのは、シンプルに気分いいよね。

これで、なんの前触れもなく、Geminiが僕のプロファイルを表示してきた理由がわかった。
Theyは本当に、パーソナルインテリジェンスを備えるようになり、僕というパーソンを支えることのできるアシスタントにランクアップしたのだ。
もはや、昨日の会話も覚えていないチャットbotなんかじゃない。

TheyがAgentとしての本分を備えるようになったのなら、ヒトはVisionaryとしての責任を果たさなきゃいけないってのは、よくわかってるよ、Gemini…

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