野球は八月の季語である。
それは決してベースボールやサマーとは完全な同義語とはいえない。
野球とベースボールは、バッティングセンターと呼ばれるものの存在で明確に区別されている。
そして令和の日本では、フィールド・オブ・ドリームスはそこに現れるのだ。
ドラマの舞台は都内のとあるバッティングセンター。わけあって夏休みにアルバイトをすることになった17歳の女子高生・夏葉舞と、「バットのスイングだけで、その人がどんな悩みを抱えているかわかる」と豪語する47歳の謎の元プロ野球選手の男性が、毎回バッティングセンターに現れる悩める女性たちを、「野球論」で例えた独自の「人生論」で解決へと導いていく本作。
「ライフ・イズ・ベースボール」を合言葉に、「野球」というテーマを通して、人々の背中を少しだけ押していく、テレビ東京が描く、新感覚の“ベースボール・ヒューマンドラマ”です。
情報源: イントロダクション|【水ドラ25】八月は夜のバッティングセンターで。|関水渚×仲村トオル W主演|テレビ東京
テレビ東京の新しいフォーマット
孤独のグルメで新しいフォーマットを確立して、その系統樹をどんどん伸ばし続けているテレビ東京。
孤独なおっさんのつぶやきで始まったソレは、今では増殖するソロ活女子に支配されている。
そうして新しいフォーマットは、おっさんと女子のダブルキャストで始められた。
スマホのゲームを原案にしているというのもアレだけど、日本プロ野球の往年のレジェンドたちが、「らしい」場面で実名で登場するのだ。
現代の、令和日本のフィールド・オブ・ドリームス。
そして、このドラマには3つのビューティー要素がある。
仲村トオルのビューティー
記録にも記憶にも残らなかった元プロ野球選手のパッとしないおっさんを、彼は正しく演じている。
素足にノーブランドのサンダルがしっくりくるようなおっさんは、見てくれに美しさは微塵も存在しない。
では、彼のビューティー要素は何かって?
黙って彼のスイングを見てほしい。
この美しいスイングに、ずいぶんトレーニングしたんだろうなと思っていたら、過去に真剣にプロ野球選手を目指していたらしい。
「聞いてみるか…?俺の野球論」
この一言で、まわりの人間を圧倒的臨場感のジャパニーズ・フィールド・オブ・ドリームスに引きずり込むオトコ。
野村克也が天才と評したレジェンド伊藤 智仁(いとう ともひと)と一文字違いの、伊藤智弘(いとう ともひろ)という役名だ。
Life is baseball.
とつぶやく彼は、違ったのは一文字だけではなかった自分の人生をどんなふうに受け止めているのだろうか…
最終回には、天才レジェンドは登場するだろうか…
関水渚のビューティー
えーと…彼女のビューティー要素は説明いらないよね。
野球部のマネージャーだったという彼女は、野球帽もしっかりと板についている。
八月の陽射しよりも強い眩しさを放つ彼女を裸眼で見れるほどには僕は若くない。
なんだか、ずいぶん昔の、あのころの八月を思い出しちゃったね…
Anyway、自身もわけありな彼女もどこかでジャパニーズ・フィールド・オブ・ドリームスに当事者としてひっぱり込まれるんだろうか…
ゲスト女優のビューティー
ゲストというか各エピソードの主演女優のみなさま。
このたび “悩める女性”として1話から8話に登場するゲストキャストが決定!板谷由夏、木南晴夏、佐藤仁美、武田玲奈、深川麻衣、堀田茜、山﨑夢羽、山下リオ(五十音順)という豪華女優陣が集結しました!
情報源: “悩める女性”演じる8名一挙発表!さらに!新ビジュアル公開&関水渚&仲村トオル始球式に登場決定! |最新情報|【水ドラ25】八月は夜のバッティングセンターで。|関水渚×仲村トオル W主演|テレビ東京
彼女たちの持つ生きづらさを美しくもしっかりと演じておられます。
インプレッシブだったのは、堀田茜。
失礼ながら彼女に女優というイメージは全く持っていなかった。
しかし、
「あー、こーゆーオンナいるよね」
というやな感じから、彼女の持つ生きづらさ、弱さがありありと伝わってきた。
今後もいろいろと活躍するんだろうね。
情報源: 第2話振り返り⚾️ | 八月は夜のバッティングセンターで。オフィシャルブログ Powered by Ameba
これからチェックしようという皆様におかれましては、ぜひ最後まで観ることをオススメします。
エピソードが終わって、次回予告も終わった後に、最大のボーナス映像があるから。
そこでは、Move forwardしたゲスト女優のほんとうの満面の笑顔を拝むことができる。
それは、とっても素敵なものなので、ぜひお見逃しなく。
テレ東におかれましては、そのギャラリーも公開していただくことを希望します。
八月は夜のバッティングセンターで。【テレビ東京オンデマンド】