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「ひとりキャンプで食って寝る」ASMRだらけで気持ちよくスタート

もうハズレを引くことは全くなくなったと言い切ってもいい、テレビ東京金曜日深夜の時間帯。
新たに放送がはじまったひとりキャンプで食って寝るは、ASMRだらけで心地いい。

テレビ東京 ドラマ25「ひとりキャンプで食って寝る」オフィシャルサイト。主演 三浦貴大 夏帆。キャンプブームの中、注目されているのがひとりキャンプ、通称:ソロキャン。そんなひとりならではのキャンプと、キャンプの醍醐味でもある“食事”をテーマに、男女それぞれが趣味の赴くまま独自のキャンプを満喫するグルメドラマ!自然に分け入り自ら獲った食材を使った料理から、缶詰と身近な物を使ったアレンジ料理まで続々登場!

情報源: ドラマ25「ひとりキャンプで食って寝る」主演 三浦貴大 夏帆|テレビ東京

ASMRと「ひとり」感

サ道でも心地いいASMRがそこかしこに見られたけれど、今回は、もうそれが最前面に押し出されてると言っていい。

これ以上ないほど熱した肉厚のフライパンに瞬殺で溶け広がるバター、缶詰から飛び出したコーンは大きな音を立てるが、むしろそれが喜ばしい。
そして最後を締めくくるのは、ガリガリとふんだんに振りかけられる黒胡椒だ。
くっきりとしたオープニングタイトルも見られないままはじまったそれに、僕はあっという間に引き込まれてしまった。

ポスターにあるようなポップ感は、まったくない。
あるのは「ひとり」感。
そしてそれが心地いい。
ゲストと交わされる会話はないといって等しく、だからといってモノローグがパンパンに詰め込まれているわけではない。
あの井之頭五郎が、饒舌なおしゃべり野郎にしか見えないほど、彼は静かだ。
変わって画面から聞こえてくるのは、木々の中を歩く音、缶詰を開く音、コーヒー豆を挽く音。
そして何より、焚き火が程よく「ぱちぱち」言い続けてる。
「ひとり」を見ながら、こちらも「ひとり」になっていく。

奇数と偶数、男と女

本作はキャンプが舞台、という以外全く別物な今までにない隔週変化型ドラマとなっております。 奇数話(1,3,5,7,9,11話)は三浦貴大×横浜聡子監督、偶数話(2,4,6,8,10,12話)を夏帆×冨永昌敬監督が担当し、主役、監督が隔週で交代する一風変わったドラマの形です。 どちらの主人公も自分がやりたいことを、ひとり謳歌する物語となっており、大勢でキャンプを楽しむ方やインドア派の方もひとりキャンプに魅了されるはず!監督2人と出演者による個性あふれるドラマをお楽しみください!

情報源: ドラマ25「ひとりキャンプで食って寝る」主演 三浦貴大 夏帆|テレビ東京

主人公と監督が隔週で入れ替わるということは、来週の偶数話は、まったく雰囲気が変わるのだろうか。
きっと、それはそうなるのだろう。
だって、男の「ひとり」と女の「ひとり」が、おんなじ心地よさを求めているはずがないではないか。

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