Apple User / MacBook

M3 MacBook AirにGoogle Fontsをインストール

このブログのWebフォントとして、すっかりお世話になっているGoogle Fonts
それらは、ダウンロードして普段使いもできる。
あらためてインストールするにあたって、いくつかの驚きがあった。

Get font

Google Fontsで欲しいフォントを見つけたら、Get fontをクリックすれば、あなたの使いたいカタチで手に入れられる。
Webフォントで使用するためのコード表示にあわせて、ダウンロードの選択肢も表示される。

Font Bookにインストール

ダウンロードが完了したら、SwiftUIにより使い勝手が劇的に向上したFont Bookに簡単にインストールできる。

まず、Webからお気に入りの新しいフォントをダウンロードします。Font Bookを使ってそのフォントをインストールすれば、どのアプリでも使用できるようになります。

Mac用Font Bookユーザガイド – Apple サポート (日本)

自分がインストールしたものは、マイフォントの中に表示される。

こうしてホイホイ、お馴染みのフォントをインストールしていたら、いくつか驚いたことがあった。

Noto Sans Japaneseがバリアブルフォントに

Noto Sans Japaneseが、いつの間にやらバリアブルフォントになっている。
このブログで、最初にWebフォントとして長く愛用させていただいた。
そのとき、このフォントが構想から15年もかけて実現したものであると初めて知った。

Notoは、「No more tofu」の略称だ。世界中のコンピューターディスプレイから「豆腐」を撃退するために、Googleが開発したフォントなのだ。

デジタル庁 No more 豆腐なロゴと+メッセージ | ALOG

以来、このフォントには、畏敬の念を抱いている。
いや、全てのフォント、その開発者に対してもだ。

デジタル庁も、そのオープンな思想を反映させるべく、自らのロゴに、このフォントを使用している。

そんなNoto Sans Japaneseが、もう一段進化してバリアブルフォントになることは、当たり前の道筋なのかも知れない。
デザイナーでもない僕には、バリアブルフォントを、そうそう使いこなすことなんてできない。
ただ、末端のブロガーの僕でも、それをWebフォントとして使うことで恩恵を受けることができる。

Variable fonts are now a reality for use in mainstream typography, especially on the web. While they are often associated with cutting edge experimentation, they also offer many practical benefits.

Using variable fonts on the web – Fonts Knowledge – Google Fonts


BIZ UDフォントがmacOSにインストール済み

ユニバーサルデザインのフォントを知ってから、その存在が気になっている。

BIZ UDフォントは、「文字の形がわかりやすい」「文章が読みやすい」「読み間違えにくい」をコンセプトに開発されたユニバーサルデザイン(UD)フォントです。より多くの方にとって読みやすく使いやすいように設計されており、ユーザ評価に基づく読みやすさのエビデンスを取得しています。

モリサワ 「Google Fonts」へユニバーサルデザインに配慮した「BIZ UDフォント」を提供 | ニュース&プレスリリース | 企業情報 | 株式会社モリサワ

それは、Google Fontsにも提供されて、より使いやすくなった。
そうして、このM3 MacBook Airにもインストールしようと思った。
ところが、なんと、macOS Sequoiaに、それはすでに組み込まれていたのだ。
しかも、正確にはわからないが、以前のバージョンから組み込まれていたようだ。
やれやれ、僕は、飛んだ周回遅れをやらかしているようだ。

BIZ UDGothic 18.0d1e2
BIZ UDGothic ボールド 18.0d1e2
BIZ UDMincho 18.0d1e2

macOS Sequoia に組み込まれているフォント – Apple サポート (日本)

Font Bookの表示を見ると、すでに362の書体がプリセットされている。
もちろん、僕が全く使用する言語ではないものが含まれているとはいえ、僕は、その全てを把握していない。
それらを精査しないまま、外部のフォントに飛びついてしまうのは、失礼に当たるんじゃないかと思ったりもする。
でも、こんな魅力的なフォントに出会したら、ついついダウンロードしちゃうよね。
デザイナーでもない僕が、ナニに使うというものでもないんだけれど…

ユニバーサルデザインのバリアブルフォント

つまるところ、ユニバーサルデザインのバリアブルフォントというものが、Webにおいては究極の存在になるのだろうか。
Webフォント以外の世界では、そうしたフォントがリリースされているようだ。

加齢による視力低下や白内障などで必要な情報を正確に読み取れない方達が少しでも正確に情報を把握できるようにと開発されたイワタUDゴシック。2006年の発売以来、印刷物や電子機器の表示文字として生活のあらゆる場面で使用されていますが、よりコンテンツに合わせた見やすさを実現するためにバリアブルフォントにしました。

バリアブルフォント イワタUDゴシック|株式会社イワタ

僕ごときが、おいそれと手を出せるような価格ではないが、開発にかかる歳月を思えば、それは決して割高なものでもないはずだ。
そういう意味では、このM3 MacBook Airは、フォントライブラリーとしては、メチャクチャ割安に販売されているということになるよね。

セカイは、どんどん複雑になり、その優しさも失われていく一方だ。
フォントが人の感情を左右するというのなら、シンプルで優しいフォントが広がっていくことは、良いことだとは思いませんか?

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