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もうiPhoneのテザリングでいいんじゃない?ただし料金は…

むかし、インターネットがまだバリバリのルーキーで「ネット」と蔑まれていないころ、よくこんなことを言っていた。

「これからは携帯電話とラップトップさえあれば、どこでもなんでも出来る」

もちろん、小さな緑色の画面では大したことはできなかったし、ひ弱なバッテリーを抱えるラップトップは子泣き爺のように、ただの重しにしかならなかった。
そもそも、それらで完結できるほど社会は垢抜けていなかった。

しかし今、僕らには、iPhoneとMacBookがある。

テザリング!

テザリングと呼ばれる機能で、文字通りiPhoneとMacBookはインターネットを共有することが出来る。

iPhone や iPad でインターネット共有を設定する方法「インターネット共有」を利用すれば、Wi-Fi ネットワークにアクセスできない場合に、iPhone や iPad (Wi-Fi + Cellular) のモバイルデータ通信接続を共有できます。

情報源: iPhone や iPad でインターネット共有を設定する方法 – Apple サポート

設定方法は簡単で、Apple Supportの動画がコンパクトでわかりやすい。
これなら、見ながら設定出来るしね。
ちなみに、コントロールセンターから長押しで一気にインターネット共有まで行けることを知らなかった。
これまで、いちいち設定を開いていた僕は、とりあえず、アイコンを見かけたら押し込んでみるべきだという教訓を得た。

しかし、この機能はちょっと前から使えるものだった。
それを事実上、使えなくしていたのは、例によってキャリアの料金プランだった。

ウルトラギガモンスター

使わない通話の方だけ無制限で、しょっちゅう使う通信の方はバリバリに制限がかかってるというダサいプランが、これまで足かせになっていた。
しかし、SoftBankのウルトラギガモンスター50GBの登場が状況を変えた。

50GBの超大容量プランでストレスフリー。ウルトラギガモンスター

情報源: ウルトラギガモンスター 50GBでストレスフリー | 特集 | モバイル | ソフトバンク

auユーザーだった僕は、どうせ横並びになるだろうと待っていたけれど、追随しないという方針が発表されて、iPhone Xにあわせて出戻ることになった。
わかりにくかったキャリアの個性の輪郭が見えてきたのは、選ぶ方からするとありがたいことなのだろう。

上限を気にしなくていいプランのおかげで、ようやくテザリングが普通に使えるようになった。

さよならルーター

そうして僕は、ルーターとはお別れすることにした。
もちろん、いろんなプランと組み合わせてルーターを活かす方が割安になることもあるかもしれない。
でも、もうお守りから解放されたいのだ。
ガジェットを手に入れるたびに、充電の心配、アップデートのお世話、新機種乗り換えの検討なんて面倒くさい作業がついて回る。
通信ものだと、そこに料金プランの比較という未だかつて理解できたことのない項目が加わることになる。
せっかくiPhoneとMacBookでぷらぷら出来る状況になったのだ。
身軽になれるだけ身軽になっておきたいよね。

そして今は、解約のタイミングを待っている。
この解約のタイミングを気にしなければならないということも解放されたいもののひとつだが…

これでようやく、はるか昔にインターネットが言っていたセカイに近づく。
シンプルで、自由なセカイ。

でも、だからこそ、ひっかかった小骨が妙に気になる。

テザリングオプションの有料化

これまで実質無料だからと話題になることはあまりなかったが、今ではスポットライトの下にいる。

au・ソフトバンクの「テザリングの有料化」が納得できない理由 – Engadget Japanese

記事の中でも指摘されているように、なぜこの機能がオプションなのか、さらには有料なのかが以前から理解できない。

▲ソフトバンクのテザリングオプション

情報源: au・ソフトバンクの「テザリングの有料化」が納得できない理由 – Engadget 日本版

ウルトラギガモンスター50GBプランに加入中の僕は、一足早く、この料金を払ってる。
SoftBankの店員は、他のプランのようにしばらくは無料だと間違った説明をしていたけれど、そこを荒立てようって話じゃない。
ただ通信することがオプションになる理由がわからないのだ。
通信が本業の会社が、通信をすることをオプションとして上乗せ料金をとる。
相手が八百屋なら、話はわかる。
本業以外のことを頼むなら、そりゃあ別途料金かかるよね。
でも、コレは?

セカイは、どんどんシンプルになっていく。
確かに時間はかかったけれど、望んだ方向には確かに進んでる。
そこで残ったこの小骨をなんとか取り除いてほしいものだ。
相手は警官ではないのだ。
さよならを言う方法は発明されるはずだろう?

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