僕のMacBook Air 2018はスペースグレイ。
16GB メモリに512GB SSDそしてUSキーボード。
ファーストインプレッションは、MacBook Airというより、MacBookの13インチモデルそのものという感じ。
そして、それこそ僕が欲しかったものだった。
印象に残るNYの濃さ
この日は、大いに盛り上がった。
なんというか、いつもの反応より、だいぶ濃い歓声が上がっていた。
そして、我らがティム・クックCEOもMacBook AirとRetinaディスプレイを同時に口にできる喜びからか、多少、上ずっていたように見えた。
それはそうだよね。
世界中が待ち望んでいて、僕でさえ画面にかじりついて、うお!と叫んでたくらいだから。
しかし、あとあと冷静になってみると、それは新型MacBook AirというよりMacBookの13インチモデルと呼ぶべきものだった。
そして、まさに、これこそ僕が欲しかったものだった。
MacBook 12インチに足りなかったもの
モノ自体は、本当に余分なものがそぎ落とされたミニマルデザインの極みという感じで好きだった。
ただ、普段13インチを眺めている身としては、12インチは物足りなくなるんじゃないだろうか?
MacBook本体も充電しながらiPhoneも充電しなければならないだろうから、USBポートは2つ欲しい。
Touch Barは必要ないけど、Touch IDがあれば楽チンだよなぁ。
そんなことをもやもや考えているところに、まさにそれを叶えるものが発表されたのだ。
これは、うお!と叫んでしまうよね。
だから、MacBook Airという名前にこだわらなくてよかったんじゃないかと思う。
単純にMacBookとMacBook Proというすみ分けで。
Airという名前がついていなければ売れないってもんでもないだろうに…
旧MacBook Airのデザインと比べると
手元にあるMacBook Air 2011と比べると、けっこー愕然とするものがある。
完成形だと思っていたデザインが、実はまだまだスカスカで余白だらけだったということに。
多少、小さくなってるなんてこと以上に、その衝撃が大きい。
ディスプレイよりスピーカー
最初に驚くのは、ティム・クックが誇らしげに叫んだRetinaディスプレイではない。
音だ、スピーカーだ。
音声の処理とチューニングに最新の技術を取り入れたMacBook Airは、これまで以上に優れたサウンドを届けます。ステレオスピーカーは、一世代前のモデルと比べて低音が2倍になり、音量は25パーセント大きくなりました。ステレオサウンドが一段とワイドに広がるので、音楽を聴く時も、映画を観る時も、臨場感あふれるオーディオに包まれます。
普段、iPhone Xのディスプレイを眺めっぱなしの身としては、Retinaディスプレイには違和感を覚えない程度で、感動することはない。
それより何より音だよね。
もうちょっと出せばMacBook Proという呪縛
発表された直後のあちこちのレビューは、否定的でもなかったけれど、そんなに好意的でもなかった。
いちばん多く目にしたのが、「もうちょっと出せばMacBook Proが買えるよね」というもの。
これはだいぶ引っかかった。
何度かApple Storeに足を運んでは、ProとAIrをいじり比べて違いを確認したりして。
MacBook Air 2018は、True Tone に対応していないので、ディスプレイを見比べたり、くさび形と平べったい筐体との使いやすさを点検したりした。
結局、僕は動画をいじらない。
プライベートでは、ちょっとした動画は撮るけれども、YouTuberのようにガリガリ編集作業するなんてことはない。
それにやっぱり、くさび形の筐体の方が使いやすい。
そしてもしかしたら、Airと名のつく最後のMacBookになるかもしれない。
そうして、ようやく呪縛を断ち切った。
そんでもって全く後悔していない。
ベンチマークだなんだと言い出せばアレかも知れないが、普段使いにフツーに速い。
ボトルネックになっている僕自身を速くしなければ、これ以上、作業効率は上がらない。
16GB メモリに512GB SSDそしてUSキーボード
スペックはテキトーに決めた。
PowerBook時代からの習わしとして、メモリは最大限積んでおく。
ま、実際のところ、僕の作業では、そんなに必要ないだろうから、この辺のルールは令和仕様で見直さなければならないよね。
SSDは、意味もなく男前な1TBにしようかと思っていたけれど、MacBook Air 2018では512GBの上は1.5TBしか選べなかったのが幸いした。
危うく余計な出費をするところだった。
MacBook Air 2011では、256GBも使い切っていなかったのに、そんなに必要なわけがない。
繰り返しになるが、僕は動画をいじらないので。
USキーボードもPowerBook時代からの習わしのひとつ。
もちろん最初はカッコよさそうという理由で始めたわけだけど、今では実用的だと思ってる。
かな入力をしないのに、キーボードに余分なものが表示されてると気分がゴチャつくんだよねぇ。
しかし、以前は別途購入して自分で付け替えなければならなかったモノが、標準オプションになってるのは本当にありがたいよね。
スペースグレイという色
Touch IDもあるおかげで、あらゆることがサクサク動くMacBook Air 2018には、ほぼ満点といっていいくらい満足している。
その中で、唯一の減点項目が、スペースグレイという色だ。
ディスプレイ上で見るのと違って、実物の色は、ハッキリとしたキレイなグレイではない。
かなりまわりの環境に左右される。
Apple Storeで見たときも照明にかなり影響されていたので、少し迷ったんだけど、未体験の新色ということで選択してしまった。
不満とまではいかないけれど、おなじみのシルバーか、いっそのことゴールドでもよかったかなと思う。
まわりの環境の影響を受けるなら、ゴールドの方がセカイに馴染むかもしれないね。
まあでも、いつかブラックも復活させて欲しいなぁ…
もうすでにMacBook Air 2019も発表されているのに、今さらMacBook Air 2018のレビューもアレだよね。
前回の記事にまとめて書こうと思っていたんだけれど、思ったより長くなってしまったのでここに別途まとめることにしたという言い訳で終わります。