第4週、シアトル・シーホークスを迎え撃ったデトロイト・ライオンズ。
彼らには、ポジティブな要素は全くなかった。
前週で、毎Q連続TDの記録も途絶え、同時に敗戦も喫した。
そのゲームでディフェンスの支柱であるトレイシー・ウォーカー3世がシーズンアウトが確定となる怪我を負い、好調オフェンスの象徴、RB ジャマール・ウィリアムズ、WR アモン-ラ・セント・ブラウンは、そろって欠場。
だが、チームがピンチの時ほど頼りになるのがTEというポジション。
見事に答えたT.J. ホッケンソンは、NFL記録を樹立するほどの大活躍。
どうやら彼には、ひと足早くタイトエンドの日がやって来たようだ。
NFL史上初のTE
.@Lions TE @TheeHOCK8 catches his 2nd TD of the day and 15th of his career, tied with TE Charlie Sanders for the most a Lions TE has had through 4 seasons.
He’s the 1st TE in @NFL history to have a game with 150 receiving yards, 2 TDs and a 2-point conversion.#OnePride pic.twitter.com/49PBuTOoME
— Detroit Lions PR (@LionsPR) October 2, 2022
ひとつのゲームで150ヤード以上のレシーブ、2TD、そして2ポイントコンバージョンまで達成したNFL史上初めてのTE。
🏃🏃
Next up: #DETvsNE | 📺 FOX pic.twitter.com/Cj8WhskiXV
— Detroit Lions (@Lions) October 4, 2022
衝撃的だったのは、88ヤードのレセプション。
そのうち75ヤードはアフターキャッチで稼いだもの。
しかし、AWSの機械学習が予測していたのは7ヤードに過ぎない。
彼は実に68ヤードも予測値を上回ったことになる。
Jared Goff & T.J. Hockenson (81-yd reception)
🔹 Yards After Catch: 75
🔹 Expected YAC: 7
🔹 YAC Over Expected: +68Hockenson: +68 YACOE is the most on a play this season, and 3rd-most since the start of last season#SEAvsDET | #OnePride pic.twitter.com/BZoJCYUgf9
— Next Gen Stats (@NextGenStats) October 2, 2022
10月23日はタイトエンドの日
It’s almost that time!! #nationaltightendsday pic.twitter.com/S7JKN5v4lj
— TEU Presented by Charmin (@te_university) October 3, 2022
It’s National Tight Ends Day. It’s a holiday.
もはや毎年恒例となったタイトエンドの日は、今年10月23日になった。
T.J. ホッケンソンは、いち早く、そのカウントダウンの口火を切ったのだ。
好調オフェンスのライオンズ
.@Lions RB @jswaggdaddy‘s 51-yard TD rush is the longest rush of his career.
He becomes the 3rd different Lions player to produce a 50+ yard rush this season, and this is their 4th rush of 50+ yards this year, the most they’ve had in a season since 1997.#OnePride pic.twitter.com/gdepMtWwtd
— Detroit Lions PR (@LionsPR) October 2, 2022
ディアンドレ・スイフトが負傷で欠場しようとも、RB ジャマール・ウィリアムズは、遜色ない働きを見せている。
さらにQB ジャレッド・ゴフも、フランチャイズレコードを樹立。
Through Week 4, @Lions QB @JaredGoff16 ranks:
– 1st in 20+ yard completions (18)
– t-1st in passing TDs (11)
– 3rd in passing yards (1,126)
– 3rd in TD % (7.3%)His 11 TD passes through the first 4 games of the season tie a franchise record.#OnePride pic.twitter.com/CDV79WEj9H
— Detroit Lions PR (@LionsPR) October 5, 2022
新しい指標Passing Scoreでも、第4週は4位。
タイトにカバーされたレシーバーへの成功率はNFL第3位だ。
今シーズン新しく就任したOC ベン・ジョンソンによるオフェンスには、劣勢になっても食らいついていける底力があるようだ。
あとはディフェンスの力がもうひとつ向上して来れば…
第2週で好調だったフロントも、この日は全くプレッシャーをかけることができなかった。
なにしろ相手が悪かった。
機動力を発揮してプレッシャーをかわしパスを成功させる。
シアトル・シーホークスのQB ジーノ・スミスは、現在、Passing Scoreの第1位なのだ。
Passing Score No.1 ジーノ・スミス
Geno Smith earned a 92 NGS passing score in Week 4, the highest by any QB in a game this season.
Smith now leads the NFL in NGS passing score (91) and completion percentage over expected (+10.0%) this season.#SEAvsDET | #Seahawks pic.twitter.com/3iFbCxlQtC
— Next Gen Stats (@NextGenStats) October 2, 2022
今シーズン、4週のうち3週はTOP5にランクインしている。
特筆すべきは、パス成功予測を10%も上回っていること。
それは、2位以下と比べてダントツなのだ。
1075 total yards. 695 passing yards. 12 total TDs. 93 total points.@Seahawks and @Lions offenses put on a show. #SEAvsDET pic.twitter.com/fJ9esM60iU
— NFL (@NFL) October 2, 2022
そうしてこのゲームは、予想外にハイパワーオフェンス同士の対決となった。
これが事前に予想できた人がいただろうか…
Geno has STEPPED UP for the Seahawks 💪 pic.twitter.com/vUrDMJmw7M
— SportsCenter (@SportsCenter) October 3, 2022
ラッセル・ウィルソンのパフォーマンスを上回っているのも予想外と言えるだろう。
シーホークスのフロントは、それを見越していたというのだろうか。
もっとも、昨シーズン、サンデーナイトの対戦でピッツバーグ・スティーラーズをもう一歩のところまで追い詰めたのはジーノ・スミスだった。
OTでファンブルロストさせられた彼の切ない姿は、印象的だった。
ほぼ半数の15チームが2勝2敗となったこれからは、予想のつかない週末が連続していくことになるんだろうね…