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NFL 2022 ライオンズTE ホッケンソン「早すぎるタイトエンドの日」とNo. 1 QB ジーノ・スミス

第4週、シアトル・シーホークスを迎え撃ったデトロイト・ライオンズ。
彼らには、ポジティブな要素は全くなかった。
前週で、毎Q連続TDの記録も途絶え、同時に敗戦も喫した。
そのゲームでディフェンスの支柱であるトレイシー・ウォーカー3世がシーズンアウトが確定となる怪我を負い、好調オフェンスの象徴、RB ジャマール・ウィリアムズ、WR アモン-ラ・セント・ブラウンは、そろって欠場。
だが、チームがピンチの時ほど頼りになるのがTEというポジション。
見事に答えたT.J. ホッケンソンは、NFL記録を樹立するほどの大活躍。
どうやら彼には、ひと足早くタイトエンドの日がやって来たようだ。

NFL史上初のTE

ひとつのゲームで150ヤード以上のレシーブ、2TD、そして2ポイントコンバージョンまで達成したNFL史上初めてのTE。

衝撃的だったのは、88ヤードのレセプション。
そのうち75ヤードはアフターキャッチで稼いだもの。
しかし、AWSの機械学習が予測していたのは7ヤードに過ぎない。
彼は実に68ヤードも予測値を上回ったことになる。

10月23日はタイトエンドの日

It’s National Tight Ends Day. It’s a holiday.
もはや毎年恒例となったタイトエンドの日は、今年10月23日になった。
T.J. ホッケンソンは、いち早く、そのカウントダウンの口火を切ったのだ。

好調オフェンスのライオンズ

ディアンドレ・スイフトが負傷で欠場しようとも、RB ジャマール・ウィリアムズは、遜色ない働きを見せている。
さらにQB ジャレッド・ゴフも、フランチャイズレコードを樹立。

新しい指標Passing Scoreでも、第4週は4位。
タイトにカバーされたレシーバーへの成功率はNFL第3位だ。

今シーズン新しく就任したOC ベン・ジョンソンによるオフェンスには、劣勢になっても食らいついていける底力があるようだ。
あとはディフェンスの力がもうひとつ向上して来れば…
第2週で好調だったフロントも、この日は全くプレッシャーをかけることができなかった。
なにしろ相手が悪かった。
機動力を発揮してプレッシャーをかわしパスを成功させる。
シアトル・シーホークスのQB ジーノ・スミスは、現在、Passing Scoreの第1位なのだ。

Passing Score No.1 ジーノ・スミス

今シーズン、4週のうち3週はTOP5にランクインしている。
特筆すべきは、パス成功予測を10%も上回っていること。
それは、2位以下と比べてダントツなのだ。

そうしてこのゲームは、予想外にハイパワーオフェンス同士の対決となった。
これが事前に予想できた人がいただろうか…

ラッセル・ウィルソンのパフォーマンスを上回っているのも予想外と言えるだろう。
シーホークスのフロントは、それを見越していたというのだろうか。
もっとも、昨シーズン、サンデーナイトの対戦でピッツバーグ・スティーラーズをもう一歩のところまで追い詰めたのはジーノ・スミスだった。
OTでファンブルロストさせられた彼の切ない姿は、印象的だった。

ほぼ半数の15チームが2勝2敗となったこれからは、予想のつかない週末が連続していくことになるんだろうね…

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