前回の記事で書き漏らしたことを、ここにランダムに吐き出しておこうと思う。
ついでに続編への妄想も…
音の魅力
前回の記事でも書いたけれど、さまざまな音が印象に残る作品だった。
仮面ライダーのマスクが床に落ちる音。
それは、そこらのバイク乗りのヘルメットが生み出す音とは、全く異質のものだった。
さらに、ハチオーグの日本刀の音も。
バッタオーグの防護服を切り裂ける特殊な刀の立てる音は、その設定通り、高い硬度の金属が醸し出す音を思わせた。
オーグメントたちの声は、くぐもった声として僕たちに届けられ、彼らがマスクを着用しているのだと実感させられた。
モーターと血反吐
音といえば、外世界観測用人工知能 ケイだ。
ネイティブな英単語の発音に比べれば、この人工知能の動作には、滑らかさが不足している。
だから彼が動作するとき、必ずモーターの駆動音が響いていた。
オーグメントたちは、決してサイボーグなんかじゃなく、アップグレードされただけの人間だということもきちんと描かれていた。
コウモリオーグに、ライダーキックでとどめを刺した後の本郷のブーツは血に染まっていた。
そして、緑川イチローとの激闘では、本郷猛も一文字隼人も、文字通り血反吐を吐きながらしがみついていた。
ヒロミ / ハチオーグ
オーグメントたちは、そのどれもがインプレッシブだった。
その中から、特に強烈な印象を残したのが2人のオーグメント。
ガーリーな甘さと女王蜂の切れ味の良さを両立させたハチオーグ。
西野七瀬の好演だった。
カマキリ・カメレオン(K.K)オーグ
カマキリとカメレオンのニコイチのオーグメントは、その性格もニコイチ。
クモ先輩を殺した裏切り者は絶対に許さないというOLD SCHOOLな怪人の一面と、刃物がよく似合う危ないサイコな奴の一面を持っている。
能力としてもカメレオン由来の光学迷彩を巧みに操り、カマキリ由来の危ない武器も隠し持っていた。
登場時間は短いながらも、本郷奏多の好演で鮮烈な印象を残した。
【単発カラー劇場映画 #シン・仮面ライダー VFX BreakDown】
本作のキャラクターたちがどのように作り上げられたのか、VFXの観点からお届けいたします。
第3弾:コウモリオーグ、サソリオーグ、ハチオーグ、K.Kオーグ 編
今後も展開予定です。
御期待ください。 pic.twitter.com/6T2KIpSJXS
— 『シン・仮面ライダー』【公式】 (@Shin_KR) April 21, 2023
ケイはKに
ここからは続編の妄想を。
原作のアウトラインで物語は進行しながらも、ケイという登場人物が世界を変える要素がある。
庵野秀明監督の構想通りならば、仮面ライダーが対峙する敵は、日本政府と人工知能 アイになるのだろう。
外世界観測用途に限られていたケイは、改造で戦闘能力を与えられ、仮面ライダーの前に立ちはだかる。
https://www.youtube.com/watch?v=4sV-pLQ-_H0&t=30s
プラーナとキカイダー
危機に陥る一文字隼人の前に現れたのは、キカイダー。
本郷猛のプラーナが固定されたキカイダーだ。
本郷猛がマスクに固定されたまま、声だけの出演ってのも寂しいじゃない。
だから、彼にも戦えるカラダを与えよう。
立花と名乗る政府の男は、緑川ルリ子のプラーナは別のところに保管したと言っていた。
別の人工知能に固定された緑川ルリ子は文字通り電算機となり、本郷猛のプラーナが固定できる機械のカラダを設計する。
色々交錯するが、緑川ルリ子は本郷猛のマザーとなるわけだ。
そうして、人工知能 アイとケイとのマザーユニット同士の対決になる。
本郷猛は、モーターの駆動音を響かせながら最後の戦いに臨む。
御期待ください。
なんてね。
妄想とはいえ、いろんな人に怒られそうだな、これ…