現在のWEXLEYの礎となったのはURBAN BACKPACKだ。
もう5年ほど、僕も愛用している。
現在は販売されておらず、すっかり姿を消して、跡を追おうにも404。
何とかリニューアルして復活させて欲しい。
そう切に願うのは、僕が日本人だからだ。
深いサイドポケット

イロイロあるけれど、何と言ってもURBAN BACKPACKの最大の個性は、深いサイドポケットだ。
この深いサイドポケットのおかげで、かなりしっかりした折り畳み傘を入れても、スッポリ抱え込んで、すっきりとした見た目を維持してくれる。

日本人の生活にマストな折り畳み傘
僕はペットボトルもタンブラーも持ち歩く習慣はない。
まあ、Tumblrにはどっぷりだけど…
クルマを足として利用していない日本人の生活には、折り畳み傘という存在は切っても切り離せないはずだ。
なぜなら、ニッポンにおいては、精度の高い天気予報に守られながらも、それでも、思いがけず雨が降ったり、思いがけず降らなかったりという事態にしょっちゅう出くわすことになるからだ。
しかし、僕と折り畳み傘との付き合いの歴史は古くない。
それには、2つの要素が必要だった。
自動開閉と大きなサイズ
昔から折り畳み傘は苦手だった。
いや、嫌いだった。
なぜなら、開いて畳んでが面倒臭すぎたからだ。
サッと開けない。
そうして畳むには、僕の持ちうる几帳面さを最大限に発揮しなければならない。
いや、それでも不十分なこともしばしば。
そうして苦労して開いた傘はコンパクトさが優先されて、僕のカラダを守るには不十分だった。
挙句に細い骨は、さまざまな理由でパキパキ折れていく。
そしてようやっと、当たり前のサイズ感の折り畳み傘に、半自動とはいえ、開いて畳んでを大幅に端折れる折り畳み傘に巡り会えたことで、僕の標準装備に折り畳み傘を加えることができたのだ。


そうして、深いサイドポケットを兼ね備えたURBAN BACKPACKに巡り会えたことで、2つ目の要素が出揃った。
これで天気予報にかかわらず、URBAN BACKPACKのサイドポケットに常時、折り畳み傘をぶち込んでおけばいい。
これで、在日本都市型非戦闘トゥルーパーの標準装備は完成だ。
ハニカムEVAフォームバックパネルの衝撃
デジタルガジェット対応のニューウェーブなバックパックの走りとして誕生したWEXLEYの、初期モデルであるURBAN BACKPACK。
僕の目を最初に引いたのは、そのスッキリとしたミニマルなデザインだった。
だが、最初に実感したのは、その使い心地。
何より、ハニカムEVAフォームバックパネル。

蜂の巣のようで、かつ凹凸のあるハニカムEVAフォームバックパネルは、設置面積を減らしながらも、しっかりと支えてくれる。
そうして、夏場の背中の蒸れも防止してくれる。
実際に買う前は、話半分で受け止めていた。
だが、実際に使ってみると、その効果をまさに体感した。
僕が他社のものから乗り換えたのは、8月の真っ盛りだったと記憶している。
それまで感じてた、背中への張り付きと不快な熱が、一切感じられなくなった。
あれ!涼しい!とさえ思ったほどだ。
他にも、外側にポケットのないツルっとしたデザインのおかげで、万一、傘でカバーできていなくても、水たまりのようなものが一切生まれないという利点もあった。
USB充電ポートはもう不要
ほぼそのまま復活させて貰えばいいのだけれど、ひとつだけリニューアルしてポイントがある。
それは、USB充電ポートの撤去。

バックパック内部のケーブルにモバイルバッテリーを接続すると、背負ったまま外部からケーブルを繋いで充電することが可能になる。

当時は便利そう!と思ったものだが、結局のところ、僕は一度も使わなかった。
そうして、この先も使うことはないだろう。
ほんの数年前のプロダクトではあるが、現在のバッテリー事情は激変している。
それは、据え付けられたUSB充電ポートがType-Aであるという事実が、何よりも雄弁に物語っているのかもしれない。
しっかりとした折り畳み傘をすっぽり抱え込むことのできる深いサイドポケットを備えたバックパックは、他に見当たらない。
是非とも、WEXLEYには、リニューアル&復活をお願いしたい。
それこそ、お得意の日本限定モデルでかまわない。
僕の手持ちのURBAN BACKPACKは、まだまだ使えそうではあるけれど、ファスナーの取っ手が壊れたりと、だんだん悲鳴を上げ始めてる。
次の移行先が見えていない状況というのは、甚だ不安であるわけで…
