まさかこのタイミングでリリースされるとは思わなかった!
毎年4月1日に画期的な日本語入力を発表し続けるGboard チーム。
今回、彼らが発表したのは、湯呑み型キーボード。
Gboard 湯呑みバージョン
Gboard 湯呑みバージョンは、円筒形にキーを配置することにより、その中心部分に収納スペースを内包しています。倒してしまうおそれのある湯呑みを、キーボードと一体化させることによって問題に歩み寄った画期的なキーボードです。
情報源: Google Japan Blog: Gboard チームからの新しいご提案
こちらのサイトでは、実際に使用感を試すこともできる。
シーンをエラばずに使えるウニバーサルデザイン。湯呑みに採用されている円筒形デザインは、これ以上なくシンプルに誰の手にも馴染みます。 専用のキー配列は、入力する楽しさも再設計しました。JIS(ジス)配列?いいえ、SSI(スシ)配列です。
<よくありそうな質問>
Q. 素敵なハードウェアですね。
A. ホットでもクールでもあります。Q. 発売予定はありますか?
A. 発売予定はありません。ご家庭の 3D プリンターやプリント基板加工機で自作していただける設計図、回路図、ファームウェアなどをオープンソースとして公開しています。Q. 今日は 10 月 1 日ですよね?
A. はい、今日は 10 月 1 日です。Q. 今日はなんの日なんですか?
A. 今日 10 月 1 日は「北野大茶湯」が開かれた日です。誰でも好きな湯呑みを使ったそうです。Q. 制作期間はどのくらいですか?
A. 構想 6 ヶ月、制作 6 ヶ月、熟成に 18 ヶ月です。
情報源: Google Japan Blog: Gboard チームからの新しいご提案
なぜ4月1日じゃないの?
2019年まで9年連続で、予想外の角度から日本語入力の可能性を見出してきたこの企画。
2020年にこのエイプリルフールの企画は自粛となって、2021年の今年もなんの音沙汰もなかった。
だから再開されるなら、2022年になってからだろうと油断していた矢先に、この発表。
熟成に18ヶ月かけたということは、本来なら2020年に発表されるべきものだったのだろう。
なぜ10月1日なのか?
という疑問にもっともらしく解説が加えてある。
でも、ただ、早いとこ出したかったんじゃない?
Gboard チームには、まだまだアイディアがストックされているはずだ。
どんどんリリースしていかないともったいないという彼らのジレンマがあったはずだ。
と茶化すのはこれくらいにして
本当のところは、彼らの強いメッセージを感じ取ることができる。
10月1日の前日、9月30日をもって緊急事態宣言は解除になった。
だから、10月1日には意味がある。
この日から、僕らはニチジョーを取り戻すのだ。
ニチジョーを取り戻すには、まずは、ふざけることだと憲法で決まってる。
1日でも早く日常を回復するために、率先してくだらないリリースをしてくれたGoogleのGboard チーム。
彼らの思いやりとセンスに感謝します。
アリガトウゴザイマス!