自分との長い付き合いの中で、ほとほと自分は信頼できない人間なんだと痛感する場面に、出会すことがある。
それは、手帳選びの場面においては、頻繁に生じる。
あれこれ考えて、今年の手帳はコレだ!なんて決心したのに、その脆い決心は、衝動買いの前にあえなく惨敗してしまう。
そう、僕は買うつもりのなかったほぼ日手帳2023 weeks 英語版 タイ&チーフ/うさぎを衝動買いしてしまった。
だってしょうがないじゃないか。
あんなに可愛いウサギと目があってしまったんだ。
しかも、そのウサギは四葉のクローバーをくわているんだぜ…
望んでいなかった英語版
しかも手に入れたのは、望んでいなかった英語版。
英語版が登場するというニュースは知っていた。
2023年版のほぼ日手帳では、A5サイズの1日1ページの手帳カズンと週間手帳のweeks・weeks MEGAに英語版が登場!海外の方はもちろん、英語の勉強に使うなど、さまざまな方に手にとっていただけるとうれしいです。
情報源: カズン・weeksに英語版手帳本体が登場します! – ほぼ日手帳マガジン – ほぼ日手帳
しかし、方眼のサイズまで変わるPlannerと比べると表記が英語に変わっただけのものに、あまり興味を惹かれることはなかった。
いや、そもそも、その頃は、ほぼ日手帳を今年も使用する予定ではなかったのだ。
では何故、英語版を購入してしまったのかといえば、話は簡単。
単純に日本語版が売り切れてしまったからだ。
僕の人生にはつきものの、タイミングの悪さは、ここでも存在感を発揮する。
だがそれは、4月はじまり版を待てば解決する話。
情報源: 新作続々!LIFEのBOOK ほぼ日手帳2023 spring(4月はじまり版) – ほぼ日手帳公式サイト
だが、ここでまた僕の好奇心が妙な存在感を発揮する。
「どうせなら、初めての英語版を試しちゃいなよ!」
ハッと正気に戻った時には、開封されたウサギが僕を見上げていた。
だが、結果から言えば、英語版はベターな選択となった。
スッキリ表記の英語版
英語版は、単純に日本語表記を置き換えただけのものではない。
英語表記に似つかわしくないものが省かれている。
例えば月間カレンダーの表示には、こんな違いが生まれる。
<weeks英語版について>「年号」「月の和名」の表記はございません。
情報源: weeks / 概要 – ほぼ日手帳 全タイプ解説 – ほぼ日手帳とは
僕の普段の生活の中で、それほど重要ではない情報が省かれることで、スッキリとした快適さが生まれてくるのだ。
僕はPowerBookの頃から、MacはUSキーボードで使用している。
最初の動機は、もちろんカッコ良さそうだったから。
しかし、この先、日本語キーボードを選択することはないだろう。
何故なら、ローマ字入力に必要のないひらがなが間引かれた、アルファベットだけのキーボードのスッキリ感が手放せないからだ。
たまに日本語キーボードを使う機会があると、目の前に存在するゴチャッとした表示に、心から不快感を感じてしまう。
そんな僕には、英語版こそがお誂え向きなのかもしれない。
そして年間カレンダーにも、うれしい違いがある。
情報源: weeks / 概要 – ほぼ日手帳 全タイプ解説 – ほぼ日手帳とは
国民の皆様の祝日一覧のかわりに、あなただけの特別な日を書き込むことができるようになっている。
祝日といえば、そもそも僕が日本語版の方を欲しかった理由は、祝日が表記されているからだった。
しかし、今になって思えば、月間カレンダーのど真ん中に居座るそれは、邪魔でしかない。
情報源: weeks / 概要 – ほぼ日手帳 全タイプ解説 – ほぼ日手帳とは
僕は邪魔にならない位置に手書きで祝日を書き写している。
めんどくさくないかって?
大丈夫!
幸か不幸か、祝日は、それほど多くはない。
初めてのタイ&チーフ
初めてのタイ&チーフは、カラーズとは違った手触りの良さ。
そうしてなんだか、しっくりくる。
それもそのはず、ジェントルマンにはお馴染みのネクタイ生地が使用されているのだから。
このネイビーという色合いも、1年を通して長く使うにはありがたい。
カラーズでは、どうしても汚れが生じてきて、もとのカラフルさと相まって、せつない気持ちになってしまう。
iPhoneも裸族で使うような僕に、クリアカバーを使うという選択肢はないからねぇ。
干支のうさぎ
タイ&チーフを選んでしまえば、この先の手帳選びも迷わなくて済むんじゃないかとも思う。
毎年、その干支のタイ&チーフを買い続けていけばいいからだ。
It’s Automatic!
今年、僕がこの手帳を選んだのは、ウサギのかわいさに惹きつけられてしまったからだが、もうひとつの理由もある。
それは、今年の干支がウサギであること。
跳ねるウサギのチカラを借りて、自分ひとりの力では浮かび上がらない人生をMore Betterにしたいからなのだ。
しょっちゅう使う手帳にも、御守りの役目も背負わせてしまうことにはなる。
でも、仕方ないじゃないか。
小森のおばちゃまを失った僕らには、きっとモア・ベターよ!と無条件に励ましてくれる存在はいないのだから…