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iPhone 13 mini 欲しかったただひとつの機能

iPhone 13 miniに機種変更したのは、どうしても手に入れたかった機能がひとつだけあったからだ。
シネマティックモードなんて垢抜けたものじゃない。
それは甚だ直感的な、サイズという機能だ。

50gの福音

しばらく使ってみると最も快適に操作できていたiPhone 5の感覚が蘇る。
手のひらにおさまりキーボードを寄せずとも片手フリックでテキストが打てる。
iPhone 5iPhone 6に肥大化する中で失われた使い勝手の良いサイズ感が僕の生活に復活したのは、とても喜ばしいことだ。

調べてみると、iPhone 13 miniのサイズは、iPhone 5よりは大きいがiPhone 6よりも小さい。
それでいてディスプレイはiPhone 5の4インチから5.4インチと1.35倍になっている。
これまで使っていたiPhone 11 Proの5.8インチのディスプレイからは7%近く小さくなっているが、あまりデメリットを感じない。
写真を見るときに、ややディスプレイが小さくなったかなと感じる程度で、心配していたディスプレイが小さくなることの不便さは全く感じられない。
それに何より入力が快適になったことの喜びの方が遥かに大きい。
僕にとってはベストな折り合いのつけ方。

つくづく僕が求めるものは、ファブレットではなくiPhoneなんだと実感する。
チャチャッと入力してパッとフィードバックを得る。
そういう意味では、iPhoneに僕が求めるものは入力>出力なんだと思う。
iPadは入力<出力、MacBookは入力=出力というバランスだろうか。

意外だったのは、その重量だ。
これまでiPhoneの重量なんて気にしたことはなかった。
こんな小さなガジェットの重量差なんてなんの影響もないと思っていた。
しかし定位置のポケットの中でずっしり感を感じられない。
操作していても、そのサイズと相まって軽やかにホールドできる。
調べてみるとiPhone 11 Proより約50gも軽い。
指先という繊細な部位で操る小さなガジェットでは、わずかな重量が大きな影響をもたらすことを初めて実感することになった。

はじめての(PRODUCT)RED

 

このたび、僕も初めて(PRODUCT)REDデビューすることになった。
今更ながら、その趣旨に賛同してというわけではない。

2006年以来、Appleの(PRODUCT)RED製品の購入がHIV/AIDS対策を支えてきました。あなたも(RED)を選んで、世界規模の健康危機とたたかい続けましょう。

情報源: (PRODUCT)RED – Apple(日本)

ただただ、この深くて強い赤を手に入れたかったからなのだ。

iPhone 11 Proではミッドナイトグリーンだったし、新色グリーンも発表されている。
まして僕は、これまで赤いものを手に入れようと思ったことはない。
純粋にこの深いレッドに惹かれたからなのか、これまで選んだことのないカラーで風向きを変えようと思ったのか、はたまたその両方か。
自分のココロは正確には掴めないが、今はこの色を選んだことにとても満足している。

裸族で行こう

今回、ケースは購入せずに裸族で行こうと思う。
これまで裸族にココロ惹かれながら、新しいiPhoneを手に入れた高揚感とそれを傷めてしまう不安から、すかさずケースを購入してきた。
しかし、今回は、殊更その頑丈さがアピールされている。

もちろん落下する角度と部位によっては無事に済まないこともあるだろう。
しかし、これまでもケースをつけちゃあ理由をつけて外してみたり、あるいはまた装着してみたり…
めんどくさくなって途中から裸族に成り下がるというパターンを繰り返していた。
それに、せっかく快適なサイズになったのに、わざわざガタイをでかくして、それを損なう気になれない。
そのサイズのおかげで手のひらで泳がせることも無くなったし、フラットエッジデザインのおかげでしっかりホールドできる。
きっとひどいことにはならないさと、自分に言い聞かせている。

残念なこと

残念なことというか、寂しいことがひとつある。
それは、miniモデルは、これが最後だとあちこちで噂されていることだ。
噂されている新モデルは、より大型化したものばかり。
そして、どうやらminiの新モデルは登場しないと…
せめてiPhone SEというカテゴリーの中でもいいから延命させてくれないだろうか。
もう僕にとっては、これ以上の高機能は必要ない。
しかしサイズという機能だけは譲れないことなのだ。
iPhone 13 miniに機種変更して、あらためてサイズの重要性を、僕は実感したばかりなのだから…

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