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MLB フィールド・オブ・ドリームス 2022 「いちばん見たいキャッチボールは…」

昨年に続いて2度目の開催となったフィールド・オブ・ドリームスでのMLB公式戦。
今年のオープニングを飾ったのは、あの親子のキャッチボールだった。

ケン・グリフィー Jr. & Sr.

今年のオープナーは一体誰が務めるんだろうかと思っていた。
大本命のケヴィン・コスナーは、第1回の大役を昨年果たしたばかり。

フィールド・オブ・ドリームスでのMLB公式戦は、あの映画の出来のいい続編だった。 帯のように途切れない車の大行列がやってきたあとは、こんなふうに物語が続いていたはずだ。 それをつくったから、彼らはやって来た。 しかし、やって来たのはゴーストではなく、本気モードのバリバリの現役メジャーリーガーたちだった。

情報源: MLB「フィールド・オブ・ドリームス」の公式戦は出来の良すぎる続編だった | ALOG

ふさわしいといえば彼しか浮かばない。
しかし、彼が毎年その努めを果たし続けるのも現実的ではない。
そう思っていたところに登場したのが、ケン・グリフィー Jr. & Sr.
考えてみれば、父と息子のキャッチボールを披露するのに、これほど適任な親子はいない。
高齢の父を気遣って柔らかなボールを放る息子の姿。
優しくて、あたたかなキャッチボールだった。

どアメリカンなゲーム

アメリカ国歌の最高に盛り上がるところで通過する絶妙なフライオーバーもあり、私を野球に連れてっての大合唱もあり、まさしく、どアメリカンなゲーム。
選手にとっては負けられないゲームではなく、勝ちたいゲームのひとつになっていることだろう。

ゲーム内容は、昨年のようにアンリアルな幕切れとはいかなかった。
しかし、それは昨年が出来過ぎだったのだ。
鈴木誠也が4番に座り、初回先制タイムリーツーベースを放ったんだから、日本人の僕らは良しとしよう。

そしてレイ・リオッタ

このゲームは、今年亡くなったレイ・リオッタにも捧げられた。
そう、シューレス・ジョー・ジャクソンを演じた彼だ。
あのバッティング練習はスタントではなく俳優自身が演じ、そしてあのシーンが生まれたとケヴィン・コスナーは回想している。

いちばん見たいキャッチボールは

それをつくれば彼らがやってくるというのなら、もしアイオワに天国とこの世をつなぐ特別なフィールドが存在するというのなら、是非とも彼にもやってきてほしいものだ。

もしベーブ・ルースがやって来てくれるなら、大谷翔平とのキャッチボールを見てみたい。
100年ぶりに10ホームラン&10勝クラブに加入した後輩が現れたのだ。
ベーブ・ルースには、その労力を払う価値があるだろう。
そしてようやく出現したその後輩が東洋人であると知ったとき、それも自分よりも背が高いと知ったとき、彼は一体どんな言葉を発するんだろう…
そして来年のオープナーには、レイ・リオッタこそがふさわしいはずだよね…

MLB レッズ vs カブス 2022 フィールドオブドリームス 公式プログラム Official Program

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