Sports / NFL

NFL 2022 ビルズが正真正銘ブリッツ「ゼロ」でラムズを撃破

ザ・ロックの前口上で、去年スーパーボウルチャンピオンに輝いたSoFiスタジアムでの開催となれば、ロサンゼルス・ラムズのファンは甘い夢の続きの中にいたことだろう。
しかし、彼らに冷や水を浴びせかけたのは、後半に至っては完封されるというスコア以上の完敗。
7サックという厳しい現実を突きつけたのは、バッファロー・ビルズのディフェンスだ。
しかも、彼らはこのゲームで正真正銘、ただの一度もブリッツを見せることはなかった。

正真正銘ブリッツ「ゼロ」ビルズ

ブリッツ「ゼロ」で、4人以下のパスラッシャーで7サックを上げたのは、2016年以降で4番目に多い。
さらに2016年以降、すなわちNext Gen Statsが登場して以降、ブリッツ「ゼロ」は、わずかに3試合のみ。
しかも、その全てがショーン・マクダーモットの率いるビルズによるものだ。
2021シーズン、彼らがブリッツ「ゼロ」でカンザスシティ・チーフスを抑え込んだゲームは記憶に新しい。

Passing Scoreトップだったマシュー・スタッフォード

新しく導入された指標Passing Scoreで、2021シーズンはTOPスコアを叩き出したマシュー・スタッフォード。

しかし、この日は7サックを浴びたうえに3つのインターセプトまで献上してしまった。

情報源: Matthew Stafford | NFL Next Gen Stats

逆カラーバリアを破るジョシュ・アレン

対するジョシュ・アレンも2つのインターセプトを与えてしまったが、後半のパサーレイティングは158.3!
さらに彼には足がある。

View the Next Gen Stats Josh Allen

情報源: Josh Allen | NFL Next Gen Stats

投げて3TD!走ってさらにもう1TD!
投げれるし、走れるQBという表現は単調だが、ただ単に足があるというわけではない。
彼には人への強さがある。

スティフアームでタックラーをなぎ倒しながら進んでいく、スライディングより「かます」ことを選択する。
何よりデザインされたQBのパワースイープがサイドラインからコールされるQB!
今までそんな白人QBが存在しただろうか?
ある意味でジョシュ・アレンは、逆のカラーバリアを破ったと言えるんじゃないだろうか。

走りながら投げるチカラ

パスも投げれて足もあるQBだからと言って、走りながら投げれるとは限らない。
例えばキャム・ニュートンは、すごいパスもすごいランも披露してくれたが、走りながら投げるというシーンにはあまりお目にかかれなかった。
だから、ジョー・モンタナがその一点でビル・ウォルシュに見出されたように、走りながら投げるという能力は、別個の独立した能力なのだろう。
その点もジョシュ・アレンは証明済だ。

止めを刺したこのTDパス。

ボールの純粋な飛距離が55.2ヤードに及ぶこのロングパスを投じたとき、ジョシュ・アレンのランニング速度は時速21.9kmにも及んでいたのだ。

ボン・ミラーからの手紙

昨年、ALL INの最後のピースとしてラムズにトレード加入したボン・ミラーは、バッファローのファンに向けた手紙を公開している。

Von Miller’s Letter to Bills Mafia to Kickoff the 2022 NFL Season | Buffalo Bills

Wide Rightに始まり、MUSIC CITY MIRACLEと、NFLで悲劇が起きるとき、それは必ずバッファローで起こる。
そうして昨年末の13 seconds の悪夢には、まだカサブタさえ出来ちゃいない。
そんな凍てついて傷ついたバッファローのファンのココロに、静かにそして温かく語りかける手紙はインプレッシブだ。
常に地元のファンとの約束を守り#VLTをフランチャイズにもたらしてきた彼だからこそ醸し出せる安心感。
バッファローは今年、始まって以来の暖かな冬を過ごせるのかもしれないね…

コメントを残す