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サウナのあるところ steam of life

映画「サウナのあるところ」予告編公開中!そういえば「サ道」も!だって日本フィンランド外交関係樹立100周年だもの

なんとも味わい深そうなドキュメンタリーが公開されるらしい。
サウナの本場フィンランドで1年以上のロングランを記録した本格サウナ・ドキュメンタリー。
そして、彼の国は世界幸福度ランキング2年連続1位なのだ。

本作の登場人物は、フィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督作品で見られるような、シャイで寡黙と言われるフィンランドの男たち。そんな彼らが、身も心も裸になったサウナでは、朴訥と語り始める。離ればなれになった娘のこと、犯罪歴のある昔の自分のこと、かけがけのない“親友”のこと、先に逝ってしまった妻や子供のこと・・・心の奥底にずっとしまっていた人生の悩みや苦しみ、大切な想いを打ち明け、次々と号泣する。サウナはどんな人にでも平等な場であり、ロウリュ(蒸気)に包まれながら語られる14のエピソードは、重くて辛いものも多い。汗と一緒に涙を流して自分自身を取り戻し、語り合った者同士の絆を強くさせるような「なにか」が、サウナにはあることが伝わってくる

情報源: サウナのあるところ

ランキングが58位という、もし世界幸福度ワールドカップが開催されたなら、絶対に出場がかなわないであろう日本人の僕からすれば想像もつかない。
ワールドカップを連覇するような彼らが、溶かさなければならないワダカマリを抱えているなんて…

「話すべきじゃなかったかな」
「話していいさ」
ロウリュはやさしく男たちの心を溶かし、絆を深めていく。

情報源: サウナのあるところ

いや、そのような場所が生活に根ざしていることこそが、彼らの幸せにつながっているのだろう。
ワダカマリを抱え込んだまま西へ東へオロオロしているだけの極東のオトコを包んでくれるのは、決してロウリュ(蒸気)などではなく、へばりつくような亜熱帯の気候だけだ。
そうして誰かさんと「話すべきじゃなかった」なんて腹を割って話したのは、本当にさかのぼれないほど遠い昔のことだ…

本場のサウナ文化

エピソード以外にも、ふんだんに登場する本場のサウナ文化自体を楽しめそうだ。

本作では、50年以上連れ添った夫婦、父と3人の息子、気のおけない友人同士、仕事終わりの会社仲間、スイミングプールに集うシニア、クリスマスのお務めを終えたサンタ、寒さを凌ぐホームレスなど、様々な人たちがサウナで過ごす姿が描かれており、フィンランドの人たちのサウナの楽しみ方を垣間見ることができる。また、フィンランドの春夏秋冬の美しい自然とともに、DIYによるキャンピングカー型や電話ボックス型のサウナ、そのまま湖に飛び込めるサウナ小屋、首都ヘルシンキや2018年に世界サウナ首都を宣言したタンペレの歴史ある公衆サウナ、ランプを吊るしたテントサウナなど、バラエティに富んだユニークなサウナが登場する。

情報源: サウナのあるところ

サウナーのみなさまにおかれましては、「そんなの知ってるよ」とおっしゃられそうなので、これからのサウナー予備軍のみなさまには役立つのかもしれないね。

そういえば「サ道」

サウナーと当たり前に使ったけれど、今までそんな言葉は知らなかった。
それを知ったのは、今年唐突に始まった「サ道」のおかげだ。
「整う」なんて言葉も知らなかった。
「孤独のグルメ」以降、テレ東が確立したアノやり方で心も体も空っぽに見れるのはありがたい。
同じように見て空っぽになるくせに、視聴を強要するバラエティ番組とは全く対極にある心地よさだ。

第8話に登場した我らが小宮有紗の存在は、待ちに待った快適な水風呂ってところだろうか。
それが心地いいのも、主演の3人が、これまでガンガン高温にしてくれていたからだろうけど。

たて続けにこうしたものが公開されていくのってサウナブームだから?
いや、別に乗っかりたいわけじゃないんだけどね。
僕とサウナの繋がりは希薄だ。
以前、通っていたジムにくっついていたものには確かにお世話になったし気持ちよかった。
しかし、あえてサウナ専用施設となると敷居が高い。
作法にうるさい粘る常連のオジサンたちも、出没するオシャレな女子も、そのどちらも僕を快適にはしてくれないだろう。
ただ、近場に気兼ねなくサクッといけるところがあればなぁとは思う。

日本フィンランド外交関係樹立100周年

そのキャンペーンのためなのか、たまたまブームになったのか、ま、どちらでもいいけれど、僕らはオトモダチになって100年らしい!

2019年は日本とフィンランドが外交関係を結んでから100周年

情報源: 日本-フィンランド外交関係樹立100周年

こちらのサイトには、フィンランドらしく100年のデザイン年表なんてものも公開してあって楽しめる。

iPhoneを手にする前は、いくつかのNOKIAの携帯電話にお世話になったし、最初に感じた寂寥感はムーミンを見ている時に感じたはずだ。
そういう意味では、日本中を2年もかけて巡回するムーミン展をどこかで捕まえたいよね。
だってあらためて見れば、僕のある種の部分はフィンランドのモノによって形成されているのだから。
となれば、苦手なサウナ社会も克服して、整わなきゃいけないところなのかな…

ムーミン展 The Art and the Storyは2019年4月9日、森アーツセンターギャラリーを皮切りに、大分、金沢、名古屋などを巡回し、2021年3月まで続きます。ムーミン展ではトーベ・ヤンソンの600点以上の原画やスケッチ、カラー作品、そのほかムーミンを題材にしたものや貴重な資料も公開されます。今回紹介されるものは大半が日本初公開のものです。

情報源: 過去最大規模のムーミン展が日本を巡回 – Japan Finland 100 Years

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