サクラクラフトラボ 005という新しいマスターピースとの出会いでユビキタス・キャプチャー用のノートを刷新した僕は、手帳もアップデートすることにした。
週間方眼メモタイプと呼ばれる新しいフォーマットを採用したNOLTY エクリB6 メモは、クオバディスのビジネスプレステージを長年愛用した僕には、すんなりと使いやすいフォーマットだった。
ウィークリーバーチカルのフォーマット
基本のフォーマットは左から右に流れるウィークリーバーチカルのもの。
日付の下に厳格な時間目盛りがあるかないかの違いだけだ。
時間目盛りから解放されたスペースは自由にのびのびと使うことができる。
自由で楽しいバレットジャーナル風エディター感覚でフリースペースを自由に活用。方眼を活用すれば表や枠もフリーハンドでOK。
情報源: 手帳の活用例紹介!|NOLTY®|JMAM 日本能率協会マネジメントセンター
クオバディスのビジネスプレステージを長年愛用した僕が、なぜ使い安いと思ったかといえば、僕も時間目盛りをシカトしてスペースを自由に使っていたからだ。
以前は、アポの日時を一覧するのに重宝していたウィークリーバーチカルだけど、日時を押さえて書いていくようなアポイントはもうなくなってしまった。
だから余白を自由なメモスペースとして使っていたのだ。
ただ、そうなると時間目盛りの存在が邪魔になる。
それがクオバディスのビジネスプレステージから離れた理由だ。
オリジナル時間のアクションプランナー
この手帳を選ぶ前に候補に上がったのがアクションプランナーだ。
時間管理の神みずからがエヴァンジェリストを務めるツールは、バリバリやっているころは使いやすくて、とってもお世話になった。
どうしてバリバリやっていない今、それを検討したかといえば、まずいなぁと感じていたからだ。
誰かとのアポがないのをいいことに、なんとなく動画を見てすりつぶしていく毎日。
誰かとのアポがないんだったら、自分とのアポを、それこそアクションプランをたてていかないといけないんじゃないの?
そう感じるようになったからだ。
しかし、残念ながらアクションプランナーのフォーマットの時間帯と現在の僕の活動時間にズレがある。
朝6時から夜11時30分まで30分単位
情報源: 仕様|Action Planner(アクションプランナー)
いちいち時間を書き直して使うのは、オートマチックに使えるこの手帳の良さを消してしまうことになる。
大枠がウィークリーバーチカルのフォーマットであるNOLTY エクリB6 メモなら、自分独自の時間帯で活動することができる。
1日分のマスにそって縦線を引き、活動時間に合わせて時間目盛りを記入すれば、自分仕様のオリジナル手帳をつくることができます。(縦線ならバーチカルタイプ。横線ならメモタイプ)
情報源: おすすめ商品|JMAM 日本能率協会マネジメントセンター
ライツメモ小型版との比較
おんなじフォーマットで手のひらに収まるサイズのライツメモ小型版も存在する。
正直に告白すると、NOLTY エクリB6 メモの前に実際に使って見た。
小さな手帳ひとつで切り盛りするという大人への憧れが捨てきれなかったからだ。
ライツメモ小型版も手のひらに収まる感覚は捨てがたいものがあった。
でも、2つの点でNOLTY エクリB6 メモを選ぶことにした。
1.月間カレンダー
月間ブロックの左側にある枠に日付が印字されている。
ちょっとしたハビットラッカーや体重の管理みたいに一覧で把握したいものがあるときに、これは非常に便利だ。
さらに月間ブロックの下に余白のスペースが生まれることも重要だ。
その月のトピックス、クオバディス的にいえばドミナントを記しておけるスペースだ。
2.1日のドミナントスペース
日付の下にある、その日の主要なことを記しておけるドミナントスペースが広い。
僕の使い方では、ライツメモ小型版のスペースは狭かった。
それに、NOLTY エクリB6 メモでは2枠あるところも重宝しそうだ。
別冊ノート付きで一冊でおさまるかも
巻末に約40ページの方眼ノートがある。
さらに、別冊でこれまた約40ページの方眼ノートが付属する。
僕みたいにユビキタス・キャプチャーと称してノートを無駄遣いしない人たちは、これで十分かもしれない。
さらに、僕のようにノートの消費が激しいお方にも朗報がある。
手帳に挟める薄型のNOLTY ノートが発売されたからだ。
僕のように巻末ページや別冊ノートを尊重するあまり、うまく使えない人たちにはありがたいよね。
バンバン使ってバンバン差し替えればいんだから。
なるべく身軽にして手帳はオールインワンですませたいというお方にも良い選択肢だよね。
B6というサイズは初めてだけど、まあ十分に広い。
A5よりは小さいはずだけど、書いている時はあんまりその違いを感じることはない。
すっきりとしたフォントは視認性も高く、強すぎない方眼は、方眼嫌いな僕も乗り越えられる。
今の所の不満をあえて言うとすれば、それは栞の採用だ。
2本あるのはいいのだが、あのオートマチック開閉と呼ばれるページにミシン目を入れる方式を採用してほしかった。
ライツメモ小型版では、そちらが採用されていただけに残念だ。
僕の感覚では3倍早くページを開くことができるのだから。
憧れていた、小さな手帳ひとつで全て賄う大人にはなれないことは決定的だ。
だが、悪いことばかりじゃない。
僕には、ブラウザ手帳とキャプチャー手帳の2種類を併用していくことがベストだということが見えてきた。
ぼんやりながら、ようやく自分なりの手帳の使い方が見えてきたのは喜ばしいことだよね。
長くなったので、それについては次の記事で。