過去最長の手帳会議の果てに辿り着いたのは意外な結論。
一度は見切りをつけたほぼ日手帳weeks MEGAの再登板だった。
ようやく見えてきた今の自分に適した手帳の使い方には、この選択が最善。
1日1ページとしても使えるほぼ日手帳weeks MEGAと野帳とで、ブラウザ用とキャプチャー用の手帳として併用するのだ。
ユビキタス・キャプチャーとレビュー
結論から言うと、ユビキタス・キャプチャー用に野帳を使い、そのウィークリーとデイリーレビューのブラウザとしてほぼ日手帳weeks MEGAを使用するというコンセプト。
スタイリッシュかつ実用的なアップデートに、野帳は僕のユビキタス・キャプチャー用の手帳の座に返り咲いた。
「測量」の名前が取っ払われたネクストジェネレーションの野帳がデビュー。 今年のノートはクレールフォンテーヌの聖なる紙にお任せしようと決めたのに、やっぱり手を出してしまった。 でもそれには大きな理由がある。 それはスタイリッシュな外見などではなく、使い勝手の良くなった中身の大幅なアップデートが行われたからだ。
情報源: 「野帳」レビュー!スタイリッシュな外見よりも実用的な中身のアップデート | ALOG
使いやすいカタチと価格は、書くことへの敷居を意識させない。
落書きも体裁も気にすることなく躊躇なく書き殴り、躊躇なく捨てることができる存在は貴重だ。
もっと書き心地のいい紙質の手帳も存在する。
その官能的な書き心地に心を奪われることもある。
しかし、ソレにゾッコンの時でも野帳が手元にないと不便なのだ。
官能的な書き心地のものはたまにお遊びで囲えばいい。
Anyway、その快適さで書き散らしたものを、僕はほとんど振り返っていない。
ユビキタス・キャプチャーでも強く推奨されている、レビューを全くと言っていいほどやっていない。
書き散らしたゴミクズの中から、これだけは残しておきたいと思うものをサルベージしておかなければならない。
埋もれないようにサルベージしたものを、どこに記しておくのか?
長年の課題をようやく解決する糸口を、今年ようやく見つけることができた。
1日1ページとしても使える方眼ノート
ほぼ日手帳weeks MEGAは、215ページに及ぶ方眼ノートを抱え込んでいる。
しかもイメージと違って、weeksの方がオリジナルよりも広い面積を持っている。
weeks タテ18cm × ヨコ9.5cm=171㎠
オリジナル タテ14.9cm × ヨコ10.5cm=156.45㎠
weeksの巻末には、3.55ミリ方眼の「方眼ノート」をたっぷり収録。空間を区切って使いたいときに役立つうすめの線「秘密の縦ライン」がすべてのページに入っています。端にはページ番号を記しています。
<収録ページ数>
weeks(1月はじまり):71ページ
weeks MEGA(1月はじまりのみ):215ページ
情報源: weeks / 概要 – ほぼ日手帳 全タイプ解説 – ほぼ日手帳とは
このページを使って、まずはデイリーレビューをする。
野帳とDay Oneに書き散らした、キャプチャーしたものを振り返り、ここにサルベージするのだ。
365日に対して215ページは不足するように感じるかもしれないが、僕の経験上、毎日サルベージするものが見つかることはない。
オリジナルよりも広い面積を持ちながら、余計な印刷のない、丸々使えるノートが215ページもあれば、特別定額給付金くらいのお釣りはもらえるはずだ。
勇気を持って余白をつくる
だから、ビビらずに勇気を持って意図的に余白をつくりながら書いていこうと思う。
何年か使った僕のほぼ日手帳weeks MEGAのを振り返ってみると、ブラウザ用の手帳というには読みづらすぎる。
最大の原因は悪筆であり、デコるスキルが欠如していることにある。
しかし、もうひとつの大きな原因は、もったいないからと詰め込んで書いてしまうことにある。
みっちみちに詰め込まれた悪筆のかたまりは、とてもじゃないが目を背けたくなる。
いきなり達筆にもならないし、いきなりデコるセンスが身につくこともない。
そんなThe rest of usな僕にも簡単にできること。
それは余白をつくることだ。
ギザギザフォントの汚いサイトでも、余白があれば、最低限、読むことはできる。
僕がブログで大事にしていることを、手帳でも実践すればいいのだ。
週間メモページでウィークリーレビュー
「週間予定+メモ」のページは、左ページに週間予定、右ページに方眼メモという「レフト式」のデザインです。
情報源: weeks / 概要 – ほぼ日手帳 全タイプ解説 – ほぼ日手帳とは
週間ページの右側のメモページは、ウィークリーレビュー用に使う。
1週間分のデイリーレビューを振り返って、そこからサルベージするもの、つなげるものをここにまとめるのだ。
過去を振り返るためには、ウィークリーで俯瞰するのが最適解だと思う。
1日1ページのフォーマットしかなければ、延々とめくり続けなければならない。
週間ページをパッと見渡して、引っかかるものがあれば、そこからデイリーページに潜り込む。
そんなやり方の方が、僕にはしっくりくるようだ。
ツードット時間軸は2:1で
限られたスペースを自由に使いやすいよう、スペースを3分割する目安になるふたつの点をシンプルに記すのみにしました。「朝・昼・晩」の3つに分けたり、「2スペース分に予定、1スペース分でメモ」など、さまざまな使い方ができます。
情報源: weeks / 概要 – ほぼ日手帳 全タイプ解説 – ほぼ日手帳とは
いわゆるウィークリーレフトを使うときに僕がつまづくのは、横にひたすら長い予定スペース。
今までは、ただただ横に長い文章を書くしか脳がなかった。
しかし、今年は左2:右1に分割して使うつもりだ。
左2には、その日のドミナント・スペースとして、トピックス、リマーカブルな予定、外しちゃいけないTo Doなんかを書いていく。
右1には、数値で管理したいものを書くスペース。
体重だったり、ブログにまつわる数値なんかをおさえていきたい。
月間カレンダーはシンプルに
月間カレンダーについては、あんまり深く考えていない。
なにしろ、その日の目玉、ドミナントがわかればいい。
だから、ドミナントが目立つように、このページも勇気を持って余白をつくることが大切だ。
月間カレンダーの左側と下側に余白があり、自由に使うことができます。右ページには4項目分のチェックボックスがあり、目標や、やるべきことを書いておけます。
情報源: weeks / 概要 – ほぼ日手帳 全タイプ解説 – ほぼ日手帳とは
フリースペースは、今んとこホントにフリーに使おうと思ってる。
使い始めれば、何らかのフォーマットルールが生まれてくるかもしれないが、今んとこはブランクだ。
年間インデックスを最大のハビット・トラッカーに
1年分を見開きで一覧できる、長期的な予定管理のページです。ページの上部に7ライン分の自由なスペースを設けました。
情報源: weeks / 概要 – ほぼ日手帳 全タイプ解説 – ほぼ日手帳とは
僕はこのページを最大のハビットト・ラッカーのページとして活用したい。
それは、ブログ何本書いたかを管理するために。
しばらく滞っていた、このブログ。
時間に余裕が生まれたときに、こだわって書いてみたら、結構な記事数が書けた。
そのときに初めて、今日いくつ書いた?という記録をとるようになった。
そうして連続更新が続いていくと、もうネタがない、もうダメだと思っても、途切れさせたくないからなんとかする。
書いたもののクオリティはひとまず置いといて、なんとか書くという習慣を身につけることができた。
昔から、管理したいもの、追いかけたい数字があるときは手書きで書きつけていくことが僕にはしっくり来た。
不思議とエクセルでの管理では、上手くいかなかったんだよね…
民謡のようなブログではあるけれど、これを書き続けること、それこそ習慣化することが今の僕にとっては大事なことなのだ…
My 100は年間コンテンツの記録に
1年でやりたいことや読んだ本、見た映画など、自由なテーマで100の項目を書き込めます。
情報源: weeks / 概要 – ほぼ日手帳 全タイプ解説 – ほぼ日手帳とは
ここには、1年間に触れたコンテンツを記録しておきたい。
映画にとどまらず、TV、配信もの、音楽、本、CMなどなど触れたもの、触れられたものを書いておきたい。
そういう意味では、ノンジャンルだ。
配信サービスのおかげで、現在のコンテンツ消費量というか密度というか、なんかすごいことになっていて、目の前をものすごい量が流れ去っていく。
新作も目白押しだが、過去の作品のライブラリー化による掘り起こしも負けていない。
若いときであれば、その映画を2回観れば、友達に詳細な解説をすることができた。
しかし衰えていく脳細胞に反比例するように流れ込んでくるコンテンツ。
僕のココロを触っていったものをあっさり忘れてしまうのも、なんか寂しいじゃない…
ウィークリーとデイリーをALL IN ONEで
こうしてほぼ日手帳weeks MEGAのコンパクトな一冊で、ウィークリーとデイリーをALL IN ONEで振り返ることのできるブラウザが誕生した。
野帳との組み合わせで身の回りがコンパクトになることはうれしい。
しかし、完全にブラウザとなるほぼ日手帳weeks MEGAは普段持ち歩くことはないかもしれない。
役割としては革張りの日記帳みたいなものだからだ。
だから普段から持ち歩いて日々をやりくりするのは、野帳手帳2022と野帳との超ミニマルコンビということになるだろう。
そうしてしみったれた予定に振り回されることがなくなった暁には、晴れてほぼ日手帳weeks MEGAと野帳の2冊に収まるんじゃないだろうか…
モノとして好きなほぼ日手帳weeks MEGA
そもそもモノとして、ほぼ日手帳weeks MEGAは好きだ。
カラーズのサラリとした手触り、薄くて硬い表紙、そして手のひらでパラパラめくれる感覚。
そのパッケージが、僕の手に馴染む。
真新しいほぼ日手帳weeks MEGAの心地よい手触りと音#ASMR #ほぼ日手帳 #ほぼ日手帳weeks pic.twitter.com/qFnhVPVsur
— 十一 (@juichi11b) December 2, 2021
サンシャインを選んだ理由
今年、僕は珍しくサンシャインという色を選んだ。
情報源: カラーズ / サンシャイン [weeks] – 手帳ラインナップ – ほぼ日手帳 2022
カラーズの柔らかいピンク系の色が好きで、これまではずっとそちらを選んでいた。
だから、例年のように今年もピーチを選ぶつもりだった。
ただ…
ただ、ふと理屈いらずの明るい色が欲しくなったのだ。
今年のピーチやサンシャインの色合いが、なんて話じゃない。
360度どこからみても明るい色。
正真正銘ブライトカラーである黄色を手元に置きたくなったのだ。
だから実際のサンシャインの色合いがどうだったかなんて話はどうでもいい。
大事なのは、そのブライトカラーを選択したココロ。
ブライトカラーの手帳を手に入れたからって、急に人生に輝きがもたらされるわけじゃない。
ただ、振り返ってみれば、これまで向日葵との相性は悪くなかったはずだ…