3日間に及ぶ長いNFL ドラフトを締めくくるのはMr. Irrelevant。
毎年恒例の僕が最も楽しみにしている瞬間だ。
259番目に最後に名前を呼ばれたのは、トレド大学 DLデスファン・ジョンソン！
.@DesjuanJ, YOU are Mr. Irrelevant! #NFLDraft @RamsNFL | @ToledoFB pic.twitter.com/uhL32SriyZ
— NFL (@NFL) April 29, 2023
デスファン・ジョンソン
Desjuan Johnson, a defensive tackle from Toledo, proves that it’s not all about size when it comes to being an impact player. He recorded 65 total tackles and 16.5 tackles for loss, helping Toledo to a 9-5 record and a victory over Liberty in the Boca Raton Bowl.
情報源: Desjuan Johnson has officially been named Mr. Irrelevant XLVIII — Irrelevant Week
Next Gen Stats による分析
Next Gen Statsは、ドラフトの候補者たちの詳細な分析をしている。
その中に彼のレポートもある。
All Combine and Draft-Related Analysis, News, Video, and Biographical Information for Desjuan Johnson
情報源: Desjuan Johnson Draft and Combine Prospect Profile | NFL.com
ダブルチームを打ち破る強さがある。
しかし、サイズ不足は否めない。
そう、レポートには記してある。
しかし、それが本当に欠点となるだろうか？
アーロン・ドナルド
2022 第56回スーパーボウルのNFL WAY TO PLAYで表彰されたのは、ラムズのDT アーロン・ドナルド。 チームとしては、2021シーズン最多の４度目の受賞。 DTとしては、唯一で初受賞となった。 今シーズン、ラムズが競り勝ってきた理由がここにあるのかもしれない。
情報源: 2022 第56回スーパーボウルのNFL WAY TO PLAYはラムズのDT アーロン・ドナルド | ALOG
NFL最優秀守備選手賞を3度も受賞した、NFL史上最高のディフェンシブラインマンの1人。
彼のサイズは身長185.4cm 体重127kg。
デスファン・ジョンソンは、身長188cm 体重129kgとわずかながら上回っている。
奇しくも、彼を指名したロサンゼルス・ラムズに、アーロン・ドナルドがいる。
ほぼ同サイズのメンターの存在が、デスファン・ジョンソンの才能を一気に開花させることができるかもしれない。
TOL ➡️ LA
With the final pick of the 2023 #NFLDraft Mr. Irrelevant is going to the @RamsNFL!!
Congrats @DesjuanJ!! pic.twitter.com/NQ2tL6kzrb
— Toledo Football (@ToledoFB) April 29, 2023
Mr.Relevant ブロック・パーディ
昨シーズン途中から、Mr. Irrelevantに一段とスポットライトが当たるようになったのは、49ers ブロック・パーディが巻き起こした旋風によるものだ。
それがいつからかは、正確に記憶している。
なぜなら、それは彼の背番号と同じ第13週だったからだ。
毎年この時期のお楽しみ、今シーズンのベストショット。 NFL 2022 シーズンのThe Shots of the YearをNFL Filmsが公開。 6分間に及ぶ映像の叙事詩は、ささやかな喪失感を抱えた僕に染み入ってくる。 そうして、僕も、いくつかのシーンを振り返ってみよう。 彼らは、ベストゲームの映像も公開。
情報源: NFL Films 2022 ベストショットとささやかな喪失感 | ALOG
初スターターでGOAT トム・ブレイディを破るという初めてのことをやってのけ、あの不幸なカタチの敗戦まで負けなしの7連勝だった。
しかも、その怪我を負うまでターンオーバー「ゼロ」だったのだ。
何より目を引いたのは、その冷静沈着なプレイぶりだった。
しかし、事前のレポートでは、そうしたことはわかりようもなかった。
262番目に最後に名前を呼ばれたのは、アイオワ州立大学 QB ブロック・パーディ！ Next Gen Stats による分析レポートもある。
情報源: NFL ドラフト 2022 Mr. Irrelevant アイオワ州立大学 QB ブロック・パーディ | ALOG
ライアン・サコップ
新星の登場の裏側で寂しいニュースもある。
タンパベイ・バッカニアーズは、ベテラン K ライアン・サコップをリリースした。
His field goal success rate of 84.8% with the Buccaneers is the best for any kicker in franchise history.
情報源: Kicker Ryan Succop Released by Tampa Bay Buccaneers
彼はMr. Irrelevantとして、はじめてスーパーボウルで得点を挙げ、リングを手に入れた選手でもある。
Former Mr. Irrelevant, Ryan Succop, becomes Super Bowl Champion with the Tampa Bay Buccaneers.
情報源: Mr. Irrelevant scored in the Super Bowl for the first time. — Irrelevant Week
バッカニアーズのフランチャイズ史上最高の成功率を誇ったキッカーは、ブロック・パーディが登場する前から、Mr.Relevantだったのだ。
あと少しで、カウボーイたちの海賊退治は成功を収めるところだった。 しかし、瀕死の海賊は、キッカーのRyan Succopによって救われた。 彼は、ドラフトで最も期待されていない選手、Mr. Irrelevantだったのだ。
情報源: NFL2021 開幕戦のバッカニアーズを救ったのはMr. Irrelevant | ALOG
14年もの長きにわたり、椅子の少ないNFLのキッカーというポジションを守り続けた。
さらに、スーパーボウルリングまで手に入れた。
その彼が、ドラフトの最後の最後まで指名されなかったなんて、まさしく見当違い。
そういう意味では、まさしくMr. Irrelevantと言えるだろう。
36歳という年齢は、キッカーにとっては、まだまだ余白が残っている。
さて、彼は、どのような選択をするのだろうか…
